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尺八と横笛吹きの独り言
箏曲の難曲「五段砧」に再挑戦・・・・
2011年06月15日
テーマ:テーマ無し
●五段砧(ごだんきぬた)の都山譜、 四段の難所の連続部分。
H19年に一度習いました。4年後の今、師範課題曲ゆえにまたまたチャレンジしています。
とは言ってもスットコドッコイ・・・・この曲は一筋縄ではいかない。
途中で早くなり追いつくような曲ではない。
師匠と弟子二人が尺八だけでゆっくりめに吹いても、何カ所か迷いながらつかえながら進む。「ウーン何という曲だ。音源は河童さんからの尺八の入った音源。途中で追えなくなる。目ではなんとか追えるかなあ??
4年前はそうはいかなかったが、あの時よりは少しは進歩したのであろう。
●「五段砧」(ごだんぎぬた)
19世紀半ばに光崎検校が作ったと伝えられる。「砧」は昔各家庭で夜に布を叩いてつやを出す仕事を指す言葉で、その音は秋の夜などは遠くまで響き、いかにも秋らしい趣を表すものとして様々に音楽化されている。光崎検校は、筝曲や三味線曲で取り上げられてきた有名な旋律に手を加え、これに高音部の替手を付け、二重奏曲として編曲したもの。「砧物」の多くは4段構成なのに対して、この曲は5段構成なので「5段砧」が曲名となった。日本では中学校の鑑賞曲に指定されているので、メロディーになじみのある方も多いはず
http://jtrad.columbia.jp/jpn/sokyoku.html
●箏だけによる雲井調子と平調子の高低二部合奏曲で、雲井は秋の気分を、平は砧を表す。
●天保の頃京都の盲人音楽家光崎 検校が作曲した箏曲。五つの段よりなる「砧もの」で、箏の二重奏の曲として知られる.
●歌
一 花はよし野よ、紅葉は高尾、松は唐崎、霞は外山、
いつも常磐のふりはさんざ、しほらしや、とにかくおもはるる。
二 松は常磐よ、まつはときはよ、いつもかはらぬ歳のはごとに。
________________________________________
訳
1.花の代表的なものは、吉野山の桜であろう。紅葉の名所は高尾に勝るところはない。松は唐崎の松、霞は外山。いつも常磐の身振りは物静かでしなやかに、今もやさしく思い出される。
2.松は常磐木、年毎に緑の色を変えない
http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/kinutamono/godanginuta.html
●唱扇で唱譜してみる。
音源との合わせは無理だから、ゆっくり唱譜といって、写真の扇子を膝で打ち拍子をとっている。「これを唱扇(しょうせん)という」
よくもこう複雑な譜面でしょう。五段砧を演奏で合奏出来る方はそうはいないでしょう。
箏にとっても、尺八にとっても難曲だわ。まあゆっくりやって吹ければいいのだが、それとてもスンナリとはいかない。
●五段砧の楽曲構成
一般的に砧物は四段構成をとっていますが、この曲は五段構成となっているので、この曲名となりました。
四段目まではそれ以前の砧物に共通する旋律を使い五段目にかの有名な曲「六段の調」の五段目の旋律を使っています。
原曲は前唄を歌ってから楽器演奏に入っていましたが徐々に前唄は省略されるようになり
現在では手事の部分だけを演奏する事が多い。
●五段砧の楽器編成
本手と替手、つまり低音部を受け持つ第一筝と高音部を受け持つ第二筝との二重奏となっています。
本手だけでなく替手もかなりの技量が要求され絶妙の呼吸合わせなくしては演奏できない曲なのです。
ここで注目すべきは低音部を受け持つ本手が第一筝となっている事です。
洋楽二重奏の考え方と逆。
http://ameblo.jp/amadeus503/archive1-200608.html
●めくり方・・・・めくるのが難しい曲の代表でしょうねえ。
尺八吹きはどこで次ページでメクルかは重要項目だ。
全部で7枚ある譜面をいかに効率よくめくるかは難しい。吹くのもめくるのも難しい。
いやになっちゃう曲です。
●こんな方法はいかが?(皆やってらあ!!そうかな?)
1Pを左に倒して、そして4Pを右に倒す方法。
。隠弌淵據璽検法壁宗砲硲沓弌淵據璽検法蔑◆砲鯒愧羚腓錣擦砲垢襦
■苅个硲毅个眷愧羚腓錣擦砲垢襦
写真のように1P(左)・2P(中)・3P(右)に置いて吹く。
3Pが右に見えるようにするのもミソ
ぃ械个僚わりに来たら、1Pを左に倒し、4Pを吹く。
ィ苅个吹き終われば、4Pを右に倒しす。(ここで今までにない右に倒すのがミソ)
Δ海譴韮毅弌扮Α法Γ僑弌蔽罅法Γ沓弌丙検砲一直線に並んで全部終わりまで吹ける。
この方法は誰もがやっていることかもしれない。
今日偶然にこの方法を発見した。(ノーベル賞かも??誰でも知ってるで賞だわ?)
プロの方は相当に複雑なやり方で、この五段砧の譜面めくりをしているらしい。
過去に先輩先生からそのやり方を聞きましたが私のような初心者にはとても理解できませんでした。
しかしこの方法で全部を吹くなんていうことは私にはマズありませんから無駄ね・・・・
取り越し苦労でした。(トホホ)
以前の「五段砧」についてのfueブログはここ↓
http://blogs.yahoo.co.jp/shakuhachi_fue/50819598.html
●今の課題曲がこれだ。
ようやくスタート地点かなあ・・・・
慷月調・岩清水・峰の月・寒月・・・・どれもこれも中途半端。
一応は師匠に教わりました。しかし自分のものにするまで、長い道のりだろう。
ですから今はスタート地点にいるに過ぎない。どれも一生かかる曲です。
少しでも感情移入ができるようになりたいものだ。
暗唱するまでやらなければ真髄は見えない。無理だが、「カタツムリ登れば登れ富士の山」・・・・2合目位までで時間切れとなろうが・・・・それもよかろう。そんな気持。
●自宅近所の用水路には花がいっぱい。
晴れの天気、先日ジョン君と奥様と朝の散歩。
ジョン君は道を覚えていて、その角になると自分で舵(かじ)を取って進むからおかしい。
●嘱託三人組(62(女)・63(男)・64才(男))のランチだ。
久しぶりのランチだ。水曜日のロイホ(ロイヤルホスト)の日替わりランチメニュウがこれ。いつもいる美人の店員さんの姿を見てニタニタしているオジサンがいた。
単純バカなオジさんオバサン達だ。
順次年度ごとにお迎え(完全年金者になる)がくる完全年金生活の窮乏生活について熱く語った。私は来年度1年でお迎えが来る。
来年になったら失業保険の20万なにがしを、奥さんにだまってポッケに入れようと画策している。(バレルな?)
だって、苦労してここまで(65才まで)働いたんだからよかんべえ・・・・
まことにもって、考えていることが小さい。
「そうだ!宝くじを買おう」(笑)。
重要な会議を終えて、イソイソと忙しそうにまじめに職場に復帰した。
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