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じいやんの日記

群集心理 

2018年11月14日 ナビトモブログ記事
テーマ:ぼやき

東京メトロ千代田線の車内でパニック状態になった。
私も長い間お世話になった、6000系の車両が廃棄されるに伴って、ラストランを行った。
当日は、車両に「47年間ありがとう!」の垂れ幕を掲げ、霞が関駅から綾瀬駅まで運行する予定だった。
しかし、鉄道フアン(葬鉄)が殺到して、車内は大変な騒ぎになった。

「静かにしろ!」「子供が危ない!」「倒れてる人がいるぞ!」などの怒号が飛ぶ。
とうとう非常停止ボタンを押してしまった。
確かに、人が倒れたのなら必要でしょうが、だれかれとなく、言った言葉が、連鎖反応を起こして、伝言ゲームで、停止させた。
時々、鉄道フアンが線路内に入ったり、線路に身を乗り出したり、おとなしい人達と思っていたが、大勢集まって、競争のようになると人が変わったようになる。

「とくに先頭車両から前方の車窓風景を撮りたくて集まったわけだ」・・・そうは言っても殆ど地下!

ぎっしりの車内ではスマホを持つ腕がニョキニョキと人々の頭上に伸び、「写真どころじゃない」「命にかかわる」の声に悲鳴がまじる。

みんながスマホをかざしているのは、風景ではなく、混乱している異様な状況を撮ること自体がイベントになっている。

サッカー・ワールドカップ、ハロウィンの渋谷の交差点でも同じでしょう。

普通、自分には信念もモラルもあり、いかなる状況においても惑わされないと思いたがっている反面、ほとんどの人が、他人の行動に引きずられてしまう傾向にある。
特に、精神的に未成熟な人にはこの傾向が強いと言われている。

人は集団になると、いったいどうしてこんなに、意味不明で、暴力的で狂気な行動に走ってしまうのだろう。
社会心理学者はこれを群集心理(集団心理)と呼ぶようです。
過剰な集団心理はいじめや差別を助長する要素のひとつであり、社会に重大なひずみをつくる。
某国が国民の不満を逸らせるために、日本バッシングを行ってるのも同じことでしょう。



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