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尺八と横笛吹きの独り言

1尺8寸管で1尺3寸の唄を吹く。「秩父木挽き」の巻。 

2018年09月12日 外部ブログ記事
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「秩父木挽き」を1尺3寸の高音域で唄う女性がいるらしい。
私の会ではありませんが、相方(会のお仲間)の尺八さんが頼まれて困っていました。
1尺4寸は持っていますが・・・・・1尺3寸はまず使いません。私も吹いたことがありません。
そこで、「秩父木挽き」1尺3寸の譜を1尺8寸で吹くことを試行してみました。1尺8寸管で1尺3寸譜より5律(5寸)高く吹くことになります。
 これは「1尺3寸でお長居します」と言われて・・・・・急に言われて吹けません。
8寸管に持ち替えても、最初の音の5律高い音が見つからないものです。
そこで次の写真にある「都山譜 尺八寸法別音律対比表」(以前に作成した)の出番が来ました。


●「都山譜 尺八寸法別音律対比表」



「秩父木挽き」の前奏は・・・・・
アーリャさーアア・・・・・の「アーリャ」は「チーハロ」で写真の赤〇の「チハロ」になります。
表の一番下1.3(1尺3寸の意味)のところが変身前の譜面になります。

これを8寸で同じ高さで吹くのですから・・・・・写真の1.8を対比して見ますと、同音は緑〇の「ロツレ」に変身します。チがロになる、つまり5律上がっている。1尺3寸の乙(おつ)チは8寸の甲(かん)ロと同音。
別の4寸(1.4)・5寸(1.5)、7寸(1.7)で吹いても、メリ音や半音があって吹きにくそう。(変身しにくい。化けにくい)
なんとか6寸(1.6)でもいけそうだが・・・・・ここは1.8の8寸を採用して変身だ。

●秩父木挽き・・・・・埼玉県民謡
こうして以前に採譜した都山譜の「秩父木挽き」を上記の対比表から、8寸管に変換していく。
写真の緑〇が1尺8寸で吹く場合の譜で
赤字が1尺3寸での都山譜だ。赤を緑に変身させて吹くわけだ。
少々見にくいですが、譜の右側が8寸管の譜になります。
少し手惑いますが・・・・・何とか吹けそう。
前奏さえ吹ければ、つかえながらもいけそうだ。


●「秩父木挽き」過去のfueブログより。採譜した譜面が載っています。
https://blogs.yahoo.co.jp/shakuhachi_fue/56148584.html
●「秩父木挽き」歌詞

ハアーいやだーいやああダーよーオオ
木挽きさんはいやああだいね
仲のよいい木ーいいオーオオ

アリャサーアアア 引きーイイわけーええーるねー

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