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釣り師カッチャン

8月最後の読破は! 

2018年08月31日 外部ブログ記事
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8月最後の読破は2018年山本周五郎賞受賞の 小川 哲  さんの  「ゲームの王国 上/下」  です。  内容・・・・・・・・  サロト・サル―後にポル・ポトと呼ばれたクメール・ルージュ首魁の隠し子とされるソリヤ。貧村ロベーブレソンに生を享けた、天賦の智性を持つ神童のムイタック。皮肉な運命と偶然に導かれたふたりは、軍靴と砲声に震える1975年のカンボジア、バタンバンで出会った。秘密警察、恐怖政治、テロ、強制労働、虐殺―百万人以上の生命を奪ったすべての不条理は、少女と少年を見つめながら進行する…あたかもゲームのように。  君を殺す」―大量殺戮の季節が生んだ、復讐の誓いとふたりの訣別から半世紀が経った。政治家となったソリヤは、理想とする“ゲームの王国”を実現すべく権力の頂点を目指す。一方でムイタックは自身の渇望を完遂するため、脳波測定を利用したゲーム“チャンドゥク”の開発を、早熟な少年アルンと共に進めていた。過去の物語に呪縛されながらも、光ある未来を希求して彷徨うソリヤとムイタックが、最後に手にしたものとは…。  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  本作の上巻にはSF要素は全くない。70年代カンボジアのロン・ノル政権からポル・ポト政権当時のいくつかの家族の受難劇である。主人公の少年と少女はそれぞれの人生での重大な時点でたった2回しかすれ違うことはなかった。人民抹殺で有名なポル・ポト政権下での話だから、登場人物の死亡率もかなり高い。人物の行動を決定する動機が、えったったそれだけで、と思える点がいくつかあったが、シーンの描写力が高いので読ませてしまう。複雑なストーリーを一気に展開する。  下巻を期待していましたが、ちょっと期待外れでした。 まず脳作用をゲームに応用する・またゲームを通じてプレーヤーの脳作用に意図的に影響を与えるというSFとしてはメインとなるテーマが、あまり説得性のある話とはなっておりませんでした。  真夏の8月は、2018年の山本周五郎・吉川英治・推理作家協会等の各受賞作品と合間に鳴門秘帖を読書。エアコンフル稼働の中で爽やか読書。暑い夏でしたが各受賞作家に至福の時間を頂きました。 ・・・感謝!!・・・      

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