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平成の虚無僧一路の日記

雅楽の音階と尺八 

2011年05月16日 外部ブログ記事
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琉球に伝わる筑紫箏系の『六段』の音階は雅楽の呂旋だという。
そこで雅楽について知らなければならない。幸い、ネットで
雅楽の音階を詳しく説明しているHPがあった。

『雅楽的音楽研究所』


まず「壱越(イチコツ)調」の箏の調弦は
 洋楽の音名 D D A B D E F# A B D F# A 

これは、5絃の「D」を「ド」にして「ドレミソラド」と並ぶ。
「ファ」と「シ」が無い「4.7(ヨナ)抜き」音階だ。ところが、
古代の雅楽では「推手(おしで)」があったそうだ。現在の筝で
使われる「押し手」と同じ。第7絃の「F#」と、第9絃の「B」を、
半音上げて音を作る。そうすると、「ドレミファソラシド」になる。

これを尺八の音名に直すと、「1尺8寸」読みでは
「ロ ツ? レメリ レ チ ハ? ハ ロ」とややこしいが、
これを「2尺1寸管」で吹くと、第4絃の「B」を「ロ」にして
「ロ  ツ? レ チ ハ? ロ」となる。 

こうして、各調子を尺八に置き換えると
「壱越調」は「2尺1寸管」で、
「双 調」は「1尺8寸管」で、
「黄鐘調」は「2尺4寸管=A管」で、
みな「ロ  ツ? レ チ ハ? ロ」と並ぶことが判った。 
全部「田舎節」の音階だ。

ところが、これは大陸的おおらかで、日本人には馴染まなかった。
そこで『雅楽的音楽書』によると、

平安の頃から、半音がずらされ、陰音階になった。しかし、現在の
雅楽は、笙の和音と箏の調絃は、渡来した音階(雅楽律)のままで、
歌や旋律楽器は「日本化した声律」が使われている。つまり、
「旋律の音階」と「絃楽器の音階」が、違った音階で演奏されて
いる。これは私達が普通耳にしている西洋音楽では、まず無いとこと。
雅楽の 何とも表現しがたい不思議な音楽の印象は、こうしたことに
ある。

と。それで判った。神楽の新作『浦安の舞』を演奏した時、
箏は「田舎節」なのに、歌は半音低く歌っているのだ。尺八は、
どちらに合わせたらよいのか迷ったが、結局、歌に合わせた。
箏と尺八が「ミ」と「ミ♭」半音ずれる。それで“雅楽らしさ”
が出るのだ。

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