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平成の虚無僧一路の日記

キレる大人にならないために  

2018年06月08日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



もう何十年も前、子供の頃、銀座のレストランに家族で食事に行った。その頃は、銀座に行くとなると いい服を着て、おめかしして行ったものです。隣の席にはグリーンのブレザーにチェックのシャツ、                                       首には赤いネッカチーフというおしゃれな紳士。しばらくして、隣の紳士のテーブルにステーキが運ばれてきた。紳士は、小声でボーイに「これがフィレかね?。私はフィレを頼んだはずだ」と。ボーイは、小声で「すぐお取替えします」と言って去った。しばらくして、フィレステーキが運ばれてきた。また紳士が「君、ちょっと」とボーイを呼び止める。ナイフを入れて「私は、ミディアムと頼んだはずだ、マスターを呼んでくれないか」と。しばらくして料理長がやってきた。「私は、ここのフィレステーキが食べたくて来た。これでは“末広”の名が泣きますよ」と、もの静かだが厳しい忠言に、料理長は黙ってうなだれているだけ。その頃には私達の食事は終わっていた。一部始終を見聞きしていて、私は子供心にその紳士からいろいろなことを学んだ。声を荒げない、冷静沈着な態度。一流とはこういうことかと。この時私は、フィレとサーロインの違い、焼き方にも注文をつけることを知ったが、その後二度とその“一流”の店に行くことは無かった。ブログで検索してみたがステーキの「末広」はもう無いようだ。当時、ステーキといえば「末広」だったのだが。

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