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首相公選論　

2011年05月12日
テーマ：テーマ無し

 
★先日のブログでもちょっと触れたが、大阪の橋下さんが『首相公選論』を言っている。
昨日改めて、ニュースとして流れたようで、
Yahoo　の意識調査でも取り上げられている。
その結果　『導入した方がいい』と言うのが、８２％もあって、圧倒的だったのには少々驚いた。
 
★　日本の総理は、自民党の時代からずっと順送りみたいなもので、任期も世界のトップたちに比べたら圧倒的に短く、名前も顔も覚えられないうちに、次の人にバトンタッチされるのが常であった。
戦後６０年戦争もなく、リーダーが先頭に立って物事の決定を下さねばならぬ事態が、皆無であったと言ってもいい。
国政は霞が関の官僚たちが、大企業は本社のエリート集団が、それぞれ描いた上にリーダーはただ乗っているだけでも『大過なく任期』を務める事が出来たのである。
お神輿型経営などと言われてきた。
独特の個性など、むしろない方が『大過なく過ごす』にはよかったのかも知れない。
大きな課題が、経済政策や企業で言えば業績など、お金に関するもののウエイトが大きかったので、それでも特に問題はなかったのである。
 
★今回の橋下さんの提起に対してこんなに極端に反応するのは、
今回の東日本大震災に起因することは間違いない。
阪神大震災などと比べて、その規模は比べ物にならぬくらい大きいし、
加えて『原発問題』など、日本の今後のエネルギー政策に関わる根本問題だけに、
この決定をする総理がどんな決定をするにしても、『菅さんではちょっと頼りない』　という感覚みたいなものをみんなが持っているのだと思う。
今回の浜岡原発の要請も、仮に同じ方向だとしても、菅さんがするのと、石原慎太郎とでは、受け止め方に差がでるのではと思われる。
 
 rfuruya1 東日本大震災は、日本人が忘れかけていた『国』の問題を提起した。　代議士の中から選ばれる総理。　橋下さんが『首相公選へ改憲』を提案。　日本の総理は、国を代表する人であって欲しい。
http://blog.goo.ne.jp/rfuruya1 2:02 PM May 9th webから Retweeted by 10 people

 
先日、こんな風にツイッターでつぶやいたら、何人もの方にリツイートして頂いた。
 
★　国ではなく、『国民を代表する』　方がという意見を言われた人もおられたが、　国民ではなく　『国』　でなけれなならないと思う。
どうも昨今の世論や、民意などは、個人レベルの権利意識などが先行して、『国の視点』が抜け落ちている民意が多すぎるのである。
今後の国の方向など、基本的な問題について、安心して任す事が出来るリーダーを、自分たちで選択したいと言う想いが強いのだと思う。
 
今の国会議員の選挙では、代議士を選んでいるのであって、『国の総理候補者』を選んでいるわけではない。
今回の橋下さんの提起に対して、『８０％を超す』賛意があっても、それが民意であっても、すぐその方向に動けないところがもどかしい。
『憲法改正』が必要なのである。
そうするとまた、『憲法９条』問題などと絡んでややこしくなってしまうのである。
 
難しいことはよく解らぬが、『憲法は変えてはいけない』と言うこと自体が『おかしい』と思う。
時代も変わったのだし、日本人も自分で一度自分の国の事を確りと考えねばならないのではないだろうか？
 
生きているうちに、せめてその検討だけでも始まればいいと思っている。
 
 
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