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老いてなお

定食が無料のとある都心にある食堂 

2018年03月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

  
外食激戦区の東京・神保町。
あるビルの地下に気になる店がある。

店の入り口の脇には「ただめし券」なるものが貼ってある。
 
やってきた若者がくい入るように見つめ、
1枚剥がして中に入っていった。
席に着くと、何も注文していないのにお盆が出てきた。

定食だ。
メインのおかずは肉厚のタラを使った黒酢あんかけ。

若者はお腹が減っていたのかモリモリと平らげていく。

そして食べ終わると、
先ほど剥がした券の裏に何やら書き込み始めた。

「給料日当日ですが、もらえるのは夕方なので助かりました。
ありがとうございます!」

店の名前は未来食堂。
「ただめし券」を使えば誰でも
タダで定食が食べられる不思議な店だ。

実際に取材中、何人もの人たちがただ飯を食べていった。
経営は大丈夫なのだろうか。 

未来食堂はホームページで毎月の収支を公開している。
売上げから原価を引いた粗利は80万円前後。
毎月しっかり利益を出している。

入口の向こうからお客がやってくるのを見た店主の
小林せかい(32)は、すぐさま盛り付けを指示。

メニューが日替わり一品だけなので、あっという間に出せる。
ランチタイムは多い時で7回転。

「お客様のオーダーを取る時間が節約できるし、
食材のロスも少なくなります」(小林)

未来食堂の大きな特徴の一つ、
「まかない」と呼ばれるシステムだ。
お客は店の仕事を50分間手伝うと、
一食タダになるチケットがもらえる。
これが先ほどの「ただめし券」。

この券は自分で使って食べてもいいが、
入り口の脇のボードに貼り付けてもいい。

「困っている誰か」にプレゼントできるのだ。
「3日食事してなかったので、すごい食べました。
ありがとうございます」といったメッセージが。

*小林せかい(こばやし・せかい)1984年、大阪府生まれ。

東京工業大学卒業後、日本IBM、
クックパッドを経て、2015年、未来食堂を開業。

        fromテレビ東京:カンブリア宮殿    



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ただ飯食堂

みのりさん

asiasiさん
 ただ飯食堂
どのように材料を買っているのか
疑問です。
それでもボランテァ精神がすごいです。

2018/03/11 08:37:28

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