ＯＢ会in日本橋

メニュー

テーマ

カレンダー

月別

吾喰楽家の食卓

2017年12月24日ナビトモブログ記事
テーマ：生活

忘年会の会場名を幹事から聞いて、がっかりした。
チェーン店なので、鶴見にもある。
魚中心の店だが、良い印象が残っていない。
定刻、店の個室に、私が六十六歳まで勤めた会社の仲間、六人が介した。
「料理はお任せにしました。『少なくて良いので美味いものを』と、頼んだから」と、開口一番、幹事が云った。
メンバーは、六十五歳から七十歳までだ。
料理は、量より質を求めたい。
幸い、予想に反し、中々のものだった。

話題は、多岐にわたった。
若くして会社を辞めた二人は、当時の裏事情を話した。
年金のことにも、長いこと時間を費やした。
同じ年齢で、受給額が違うのだが、その理由が分からない。
私のほうが、少し多い。
また、同じ六十五歳で、二人とも自営業者だが、一人は貰っていない。
額は少ないが、基礎年金だけは貰えるらしい。

「次回は、吾喰楽家でやろう」と、一人が云い出した。
「寒いよ。それに、布団の都合で定員は五人だから」と、答えた。
「俺、寝袋を三個持っている」と、別の一人が云った。
「寒いけど、大丈夫？」と、私。
「六月が、いい」と、幹事。
別の提案もあったが、幹事が六月に固執したのには、訳があった。
半年間隔にして、二回集まろうということだ。
「六月だったら、第三土曜日は外してくれ」と、それまで黙っていた一人が云った。
私を、風流寄席に誘ってくれた男だ。
結局、『飲み会in寄居』は、第四土曜日に決まった。