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梨野礫・エッセイ集

「国語学言論」(時枝誠記著・岩波書店・1941年)精読・57 

2017年12月05日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

その二   お・・になる  お・・になられる  「お書きになる」「お書きになられる」等と使用される。これらの表現が敬語となるのは、「る」「らる」の場合と同様、ある事実の直叙を避ける方法に基づく。「なる」は「白くなる」「暖かくなる」の「なる」であって、他者がある行為において実現するという表現で、「書く」「読む」等の直叙的表現を替えて敬語となるのである。これは次の(三)の場合にも適用できる。 その三 

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