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吾喰楽家の食卓

寄居の秋刀魚 

2017年10月23日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

雨の中、公民館へ行った。
すでに、女性陣は台所で支度を始めていた。
定刻、神社総代長の挨拶に続き、区長が簡単に段取りを説明した。
総勢、五十人近くの役員と班長のうち、女性は三割ほどだろうか。
男性の半数ほどが、神社へ向かった。
注連飾りの交換である。
誰かが、「鳥居は替えないでいいぞ。雨の中、危ないから」と、声を掛けた。

公民館に残った男性陣は、秋刀魚を焼く準備を始めた。
軒下にブルーシートを縛り付け、反対側を軽トラックに繋いで、簡易テントを作った。
今回、風雨を心配して、テントは張らないことになったのだ。
皆さん、勝手が分かっている。
次は、ドラム缶を縦割りにした、手作りのコンロで炭を熾し始めた。
私は、何をして良いか分からず、手が出せない。
出番がないので、公民館に戻って、仕事を探すことにした。

女性陣が、宴席の準備をしていた。
折り畳みのテーブルと、座布団を並べるのを手伝った。
次は、二人いる会計の一人が、長い板を鴨居に掛けようとしていたので、飛んで行った。
奉納者の氏名を書いた、半紙を貼るための板だった。
一人が書き、一人が記録し、私が貼った。
大した仕事ではないが、一人一役だから、効率は良かった。
全体的に、仕事量の割には、人数が多かった。

神主が到着したので、強くなった雨の中を、神社へ行き神事を済ませた。
公民館に戻ると、留守番組の奮闘で、秋刀魚が、どんどん焼き上がっていた。
片面が焼けると、別の焼網をかぶせ、ひっくり返す。
実に手際がいい。
ほどなく、祝宴が始まった。
料理は、秋刀魚の塩焼、けんちん汁、里芋の煮物、胡瓜と蕪の塩もみ、おにぎりの五品である。
炭火で焼いた秋刀魚が、ひと味違うのは、云うまでもない。

三回目の祭になるが、夏祭に続き、今回も区長に口説かれた。
班長の任期は一年だが、来期は役員として協力してほしいと云う。
「体がガタガタです」と、固辞した。
すると、隣席の男性が、「俺なんか、大きな動脈瘤を抱えている」と、区長を援護した。
ここのメンバーだと、健康状態は理由にならないようだ。
班長になって、風流寄席を二回も欠席する羽目になっている。
役員になったら、今まで以上に拘束されると思うと、引き受けるのを躊躇してしまう。

   *****

写真
10月22日(日) 秋祭の様子



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れつさんへ

吾喰楽さん

こんにちは。

れつさんも、役員の経験がおありですか。

1年任期の班長は、順番ですから、特別な理由がないと断れません。
嫌々引き受けましたが、なった以上は、一生懸命やっています。
それが区長の目に留まったのでしょうか。

当地も高齢化しているので、70歳は働き盛りなのでしょう。
お断りするつもりです。

2017/10/23 11:39:55

役員は大変

れつさん


 私も班長の時に「2年で良いから」と役員を頼まれ、引き受けたら、年がら年中呼び出しがかかり、「辞めたい」と言ってもなかなか受け入れられなくて、大変でした。
 
 なり手がいないので一度引き受けたら一生役員をなさる方が多いみたいです。お手紙書いたり、菓子折り届けたりして数カ月かけて辞めさせてもらいました。

2017/10/23 10:04:04

NOVAさんへ

吾喰楽さん

おはようございます。

三方向が山に囲まれた当地で、新鮮な秋刀魚が食べられることは、有り難いことです。

炭火で焼くと、水っぽさがない、かと云ってパサつきもなく、美味しかったです。

2017/10/23 06:45:48

秋刀魚

さん

生きのいい秋刀魚ですね!
一番おいしい時期でしょうか。
食べたいです!

2017/10/23 06:37:34

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