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たかが一人、されど一人
読後感「観応の擾乱」亀田俊和著
2017年10月02日
テーマ:テーマ無し
前回読後感に引き続き室町時代の歴史に関する書物である。小説でない歴史書は読むのが難儀でもある。人名と年代が新旧取り混ぜて次から次へと出てくるが、これを順序良く頭に入れるのが先ず一苦労。とても間に合わないので、第6章までをいい加減に読み飛ばし、第7章に当たる<終章>と<あとがき>を少しじっくりと読んで<はしがき>を読み直してみた。それで内容が半分くらい理解できたかと言えば、とてもそこまでは行っていないだろう。最後部に関連年表が12頁付いているが、読む気にならなかった。<観応の擾乱>は高校の日本史に必ず出てくるようだが、年表を読まなければ落第点だろう。従って読後感も極めて中途半端になららざるを得ない。擾乱の主人公は足利尊氏。1358年に55歳で亡くなっているので当時としては比較的長生きした方だと思うが、前半生における活躍、即ち後醍醐天皇を奉じての鎌倉幕府成敗と、その後醍醐天皇と袂を分かち北朝の光明天皇を奉ずる仕儀になった経緯などは触れず、いきなり南北朝時代(1336年)となり、室町に置かれた幕府の権力組織と構成員、そしてその内部抗争に話が入っていく。そもそも天皇が二人いて元号まで二通り存在した南北朝時代とは何か?尊氏から見れば天皇は二人とも自分が祭り上げた人ではないか。何故そうならざるを得なかったが分からない。ただ幕府は行政機関として全国に目配りしなければならぬ。その裁量権(知行充行)に与るのが武士たちだろうが、日本の国土は広いようで狭い。戦が終わるたびに知行の再配分が行われるが、これが大変だったようで、領地に絡む訴訟や実力行使があちこちで絶えなかった。足利尊氏が最高責任者ではあったが、当初はその論功行賞などを弟の直義に任せていたらしい。任された直義とて人の子、陸奥から薩摩の果てまでの土地生産性を知る筈が無かろう。下に執事とか業務遂行人が置かれても、末端においては、この土地は誰それのお墨付きとの諍いが多発したのは容易に想像できる。そのことがまた上位者に跳ね返り、結局は大きな内紛に至る。ごく大胆に割り切れば、観応の擾乱とは原因の下地にはそんなこと(高級武士階級の欲ボケ)がありつつ、尤もらしい名分をかざし、1350年から52年にかけて全国規模で発生した足利幕府統治下での内輪もめ(当時の武士階級は今に至るも名字が残るように、皆親戚だったり、同僚だったりするのだ)とも言える。国民から見れば、お米の収奪者である殿様同士が殺し合いをしているのだから、勝ち負けは関係無く、騒ぎそのものが迷惑だったに違いあるまい。兎も角、室町時代の初期に出現した足利尊氏は典型的日本武士として、現代に大きな影響を及ぼしていると思う。また、出現した武士たちについては室町後期以降の戦国大名ほどには人口に膾炙していない。就学前に「楠木正成・正行父子」を盛んに吹き込まれたが、現代っ子には全く通じないだろう。むしろ今に至るも700年と同じように、国民不在の権力闘争をを見ると、歴史は繰り返すことを実感する。
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