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平成の虚無僧一路の日記

保険制度こそ公平な分配 

2011年04月06日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



福沢諭吉は、幕末に欧米を視察して、慶応3年(1867)
『西洋旅案内』を著述し、その中で「災難請合の事」として
損害保険を、「人の生涯を請合う事」として生命保険について
紹介している。

これによって、福沢門下の阿部泰三が 明治14年に明治生命を
創業した。その後、日本生命、第一生命、千代田生命が、
相次いで創設された。

明治38年、日露戦争のさなか、夏目漱石は『吾輩は猫である』を
発表し、その中で 早くも「生命保険」について言及している。

ある日、クシャミ先生の所に 生命保険のセールスマンがやって
きて、生命保険の加入を勧めるが、クシャミ先生は『わしは
死なぬ、死なないから 入る必要はない』と断る。

それを聞いていた奥さんが姪に愚痴る。「ウチだって 貯金は
無し、子供は三人もあるし、せめて 保険にでも はいって
くれると心丈夫なんだけど」と。そこで 姪が一計を案じ、
おじさんに、「保険なんてバカバカしい。およしなさい」と
云うと、天邪鬼なクシャミ先生「いや保険は必要なものだ」と
言って、ついに 入る約束をしてしまう。

夏目漱石は、保険の発祥の地イギリスに留学しており、
「生命保険は必要なもの」という視点で書いているのだ。

それから120年。ようやく保険は一般化したが、それでも
「地震保険」の加入率は30%未満。生命保険については
未だに クシャミ先生と変わらぬ考えの人もいる。
保険制度は「助け合い」を合理的に公平に科学的に制度化
したものだ。

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