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自然はともだち ひともすき
隠れ家
2011年04月04日
テーマ:テーマ無し
思い浮かべるたび、くすぐるような楽しさと優しさに包まれます。
言葉だけで秘密の香りが漂ってくるわたしの「隠れ家」。
戸外の子供たちの歓声も気にならず部屋にこもってひとり遊びした小さいころから、
外へ出れば近所のユリちゃんやサッちゃん、学校ではクラスのみんなとも仲良しの関係で、
不安を知らない幸せな子供時代だったと思えるのに、
今もその癖は抜けきらず、年中仙人みたいなこもりきり生活に満足しながら
今更なんで隠れ家などと懐かしく思い出すのでしょう。
手入れされない自然のままの庭が、家屋に沿ってL字型に広がっていました。
季節ごとに熟した梅やアンズや、柿やすももの実が足元いっぱい落ちていて、
時折はその中から傷のないきれいなものを拾って食べたり、
落葉の中に埋もれた「宝探し」をして遊ぶのも楽しい時間でした。
そしてあるとき見つけたのです。
Lの字の先端に小さな祠があり、さらにその奥にひっそり見捨てられたような一隅があるのを。
正直言っていいとこ見つけたと喜ぶほどの気持ちはありませんでした。
薄暗くて湿っぽくてむしろ薄気味悪くさえあったのに、
透けて見えた青い空に木々の葉が重なって揺れて、幾重にもベールをかけた光がきらめいて
初めてプリズムを覗いたときのように惹きつけられたというのが本音です。
秘密めいて誰もが知らない場所、なぜだか気に入ってひとり胸にしまいこみました。
それから食べもの着るものないないづくしの戦中戦後混乱期があって
想像もできないほど旺盛な自己主張に明け暮れた○十年があって
遅まきながらの自己練磨に重く沈んだ○十年があって
今頃ふと幼いころのあの場所を懐かしく思い出すのは、どこかに逃避したかった心の弱みを持っていたのでしょうか。
おかしいことに気楽な独り暮らしのなかにいて、ある時期まつわるさまざまな想いがよみがえるとき
遠い日のおぼろげなあの場所が思い浮かび、まるで「隠れ家」に潜んだようなときめきと安らぎを感じます。
自分がだれなのか、今はどんな時代なのか、何もかもが一切消え去り、
ぼぅ〜とあの青空を見上げたら・・・ 心の中の「隠れ家」にひそんで。
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