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人間観察そして恋そして小説も
224話ゆいの話その3
2017年01月18日
テーマ:テーマ無し
「湯川博士は天才的な博士です。おそらくエポ ック星始まって以来の天才と言っていいでし ょう。その彼を疎ましく思う勢力が彼を排除 しました。すべての始まりはそこからでした」 「どこの星でもやってる事は同じか」 斎藤が苦笑するのを眺めながらゆいは話を進めた。 「湯川博士がエポック星始まって以来の天才で ある証は、彼を排除したグループの崩壊で判 明しだしました。彼は抵抗勢力を一瞬の元排 除しました。それも物理的な方法で」 「つまり殺したって事だろ」 「そうです」 斎藤にうなずくと、ゆいはさらに話を進めた。 「彼は反対勢力の要人たちが集まり会議をしてい る建物を建物ごと消滅させました。文字通り消 滅です」 「爆破か」 「違います。破壊された建物は地上100階建て の超高層ビルで、エポック星でも一二を争うセ キュリティーの強固なビルでした。爆弾を仕掛 ければ事前に予知できるビルでしたが、彼はそ のビルを一瞬のうちに塵に変えてしまいました 。建物もその中にいた数千人の人もです」 「どうやったんだ?」 「わかりません、ただ湯川博士が発明したなにが しかの兵器で消滅したのは確かです、その後彼 からの犯行声明がありましたから」 「犯行声明って?」 「エポック星の統治を自分がすると宣言したんです」 「そりゃまた凄い」 歌麿が目を丸めて驚いた。 「失脚されられた仕返しが独裁者宣言か、凄いと いうか、短絡的というか」 「彼はその後、百以上のビルを消滅させ、エポック 星を恐怖のどん底に陥れました。被害者は数万人 に及びました。ほんの数時間の間に、一瞬に行わ れたのです」 「無茶苦茶だな」 斎藤が眉をひそめた。 続話→ にほんブログ村 心理学 ブログランキングへ
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