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人生の黄昏時に立って 

2016年12月01日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし

黄昏時(たそがれどき) ...

こう書いてみたものの、物悲しい想いだけでは
無く、また新たなものを迎い入れる余裕を
感じる時。それがこのたそがれ時。

朝陽が昇って…朝が来る
   その朝陽だった太陽も、西の空に
夕焼け色を広げながら、
   日没する時間帯である。

やがて追いかけられるように、夕焼け色は
消え、藍色の空へと変化し始める…

一日の終わりに近づき、次の日を迎える
変化の時間帯でもある「禍時(まがとき)」
という時間帯へと続く。

大きな災いの起こりがちな時刻の意味を
持つ、夕方の薄暗いとき。

人生に例えれば、それがまさしく
黄昏時といえるのだろう。


先週、数年前から地方に暮らすに至った
長年の友から、早朝に訃報が入った。

彼女とは、お互いの新婚生活が始まった
広島で出会った。

夫たちの転勤地、お互いに一人の知り合いも
居ない土地だということもあり、温め合う
ように親しく交流するのに時間はかからない。

妊娠・出産・子育ての時期を送り、私たちは
生活の拠点となった東京で再会することになる。

彼女のご主人はサラリーマンから
起業する。脱サラである。

二人で会社(室内装飾業)を盛り立て、
上手くバブル時代の恩恵も受け、会社も
大きくなり、リッチな生活も送っていた。

私たち女性たちは子育てが終わり、夫たちも(同い年)定年退職期も間もなくという年代を迎えていた。
その後も少しばかり、気ままな生活を楽しみ、
お互い人生の整理整頓の準備に入る頃合いに
私の夫は、ガンであっという間にあの世に
旅立った。

時を同じく、彼女夫婦の会社は経営に行き詰まり
倒産という形で、会社を閉じることに。

激動期と言えるあれから、それぞれ10年・
13年と時を経て、女の人生の黄昏時を
迎えている。

今、彼女は栃木の地で夫をがんで亡くし
一人になった。

私は、やりきれない思いを抱き、この週末に
お参りに行くことになっている。
私も、そっと傍に居てあげたい。

どうか、美しい夕焼けが彼女を包み込ん
でくれていると良いなと、心から願っている。



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喜美さん こんにちは

彩々さん

長年連れ添った夫婦のどちらかが亡くなる
というのは、歳をとった分、辛い現実だと
思います。

喜美さんは、根っから明るい方だと
いうのは存じてますが、喜美さんは
明るいだけじゃなく、逞しいのです。

そして、お子様、ご兄弟たちがそれぞれ
裕福で、かつ暖かいお人柄に囲まれて
おられ、余計な心配をせずおられるから
なのだと思います。

歳をとって経済的な苦労をせずにいら
れるという事が、黄昏時には絶対条件
だと思うのですが…。

2016/12/01 15:19:09

黄昏

喜美さん

私はバカですからそんな字のこと
考えた事も有りませんし悪いこと悲しい事はすぐ忘れます良くしてもらったことは
忘れません(一生と書こうと思ったけれど やめました忘れるから)何時も晴天なの本当に馬鹿ですね皆さんのこと聞いたり読んだりして何でこんなことで悩むのかしらと思う事あります
楽天家なのね 此れも一生です

2016/12/01 14:21:39

えんぴつさん

彩々さん

「陽はまた昇る」と、励まして上げたいです

でも、ご主人は約10か月ほどの闘病中、
いじめとも思えるような、無神経な
言葉を友人に浴びせ、彼女は疲労困憊
していました。

そんなことは無いと思いますが、ある意味
ホッとしている所もあるかも知れません。

経済的な苦労をしてきた人では無いですが
これからが心配です。
とにかく、現実的にも励ましてきます。

2016/12/01 12:20:26

ミルさん ありがとう。

彩々さん

人生の黄昏時になって、バタバタするだけの
生活はつらいです。

かといってお金があれば良いというものでも
無いと、思います。
夫も居なくなった今、「自分らしく」生きる
術と少数の友人を持っていれば何とか楽しく
輝けるでしょう。

コロコロと綺麗な笑い声で良く笑う
友人なんです。
その笑い声が消えない接し方をしようと
思ってます。

2016/12/01 12:02:39

たまちゃんへ

彩々さん

色々な経験をしてきて、その結果
苦虫を食いつぶしたような顔や、
何を言っても口元寂しと無表情で居ると
「しわ」が増えるんですって!

いつも笑っていると表情筋も鍛えられ、
艶も出てくるですって。

自分がしてもらって嬉しいと思えることは
遠慮なくしてあげる事ですね。(*^^)v

2016/12/01 11:49:54

パトさん、ありがとうございます

彩々さん

女性は最終的には、痛いことも辛いことも
すべて身にして、強く明るく生きる知恵を
持っていると思います。

最後の力をふり絞る時ともいえる年代。
私も、まだもう少し輝いていたいです。

2016/12/01 11:37:47

陽はまた昇る

さん

まさに激動の時代を生きてきたのですね。
朝日も夕日も、比べることのできない、それぞれの美しさがあります。ヘミングウエイは「陽はまた昇る」と言っています。

2016/12/01 10:02:31

たそがれ

ミルフィーユさん

試練を乗り越えて来たご友人なら、きっと綺麗な黄昏を享受することは出来るのではないでしょうか。
今暫し、辛い時を過ごすかもしれませんが、黄昏も案外悪くないじゃないの、、、そう思って過ごしたいですし、実際、一日のなかで一番綺麗なときは黄昏だと思います。
二番目が朝かな。
怖がらずにいれば、夜だって綺麗なんでしょう。

2016/12/01 09:59:23

優しさも

ぐでたまさん

黄昏という映画ありましたね。
いい言葉ですね。
このん年齢になって、優しさがお節介と思われないことが嬉しく感じるようになりました。
きっと私に棘がなくなったのでしょうね。
彩さんお優しさが胸に沁みます。

2016/12/01 09:46:04

黄昏だって美しい

パトラッシュさん

日没までには、まだ間があります。
それは須臾のように見え、結構長いのです。
その間に、命を輝かせて下さい

2016/12/01 08:51:36

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