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心の軌跡

父と母の関係・・・夫婦というのは不思議です 

2016年09月25日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



母がまだ元気だった頃

父と母は

よく喧嘩していた。


隣の家から父の大きな声が聞こえてきたので

あわてて見に行くと

母が泣いていて

父は拳を握ったまま仁王立ちになっていた。



「おじいさんがなんちゃでないこと(たいしたことでないこと)で怒るんやぁ。」との母の言葉に

「人にはうまげに(上手に)言うけど,わしにはどんな言い方したんやぁ。」と

父の怒りはまだ収まらない様子。


そんな状態の二人をまず離さねばと思い

母を我が家に連れて行った。


母はひとしきり父の悪口を言い

合間で泣き・・・

数時間経って気が済むと

自分の家に帰っていった。


一人取り残された父は

どうしていたんだろう・・・


私はいっつも母に寄り添い母の話を聞いていたので

そんな時の父の気持ちや様子は

全く知らない。


そして

喧嘩のたんびに母に聞かされる

「腰が曲がって何をするにも大変な私やのに,手伝い一つしてくれん。」

「ちょっと何か言うとすぐにどなるんや。だから話もできん。」

「もうこんな性格の人とは一緒におれん。一人だったらどんなに幸せかいの。」

「おじいさんの頭ちょっとおかしいで。認知症になっとんかいの?」


これらをすべて私は信じた。

そして

私の心の中で

いつしか父を悪者にしてしまっていた。



でも

母が寝たきりになってからというもの

父はほんとうに献身的に母に尽くしている。


病院にいる時も施設に入ってからも

ほとんど毎日通っては

「だいじょうぶか?元気出せよ。」と声をかけ手をさすり・・・

どんなに母がわがまま言っても

母には怒らずに

言うことすべて黙って聞いてあげている。


家に帰ってからは

食事の準備は私がするものの

洗濯や掃除など自分でできることは

がんばってやっている。


時折

「物忘れが激しい。」と自分で嘆きながらも

それでも91歳にしては

ほんとうによくやっていると感心する。


かつて母が言ったような「認知症」の症状は

今のところ

父に関しては

見られない。


そんな父に触れて1年

私の父親感は

すっかり変わった。


確かに若い頃の父は

父として夫としては

褒められたもんじゃなかった。

また

母の言うように

よく怒鳴っていたことも事実。


しかし

その原因が何処にあったかというと・・・

今となってはわからないが

すべてが父のせいというわけではなかったかもしれないなどと

考えたりもする。


すっかりやさしくなった父

病気のせいだとは思うが

すっかりわがまま?になってしまった母


母にとっては

今は辛い現実だが

ただ1つ

父がやさしく自分に接してくれることだけは

幸せなことではないだろうか・・・




今朝の母の言葉も

すざましかったです。

「被害妄想」と「帰宅願望」のすごさに

驚くばかりです。(ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-



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