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上海大学シニア留学日記

可哀想で見ていられない 

2016年08月19日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


朝から女子レスリング53キロ級の吉田沙保里対アメリカの24歳のヘレン・マルーリスの決勝戦に釘付けとなる。吉田の動きを研究し尽くしていたマルーリスは吉田の速い動きのフェイントにも崩れず、隙を作らず、吉田は第2ピリオドで逆転を許した。マットにうずくまり泣き崩れる吉田の姿を見ていられなかった。4連覇を遂げた伊調 馨に続き、金メダルを期待されていただけに、気の毒でならない。 (吉田は悔し泣き、マルーリスは嬉し泣き) 日本の女子レスリング界を長く牽引し、今回のオリンピックでは選手団長をつとめていた。そのプレッシャーのあったかも知れない。吉田は人柄も良いと言う。後輩達に決してえばるようなことは無いと聞く。吉田が負けた瞬間、観客席では前日金メダルに輝いた登坂絵莉が大粒の涙を流し悔しがっていたのが印象的だった。4回目のオリンピックは銀メダルに終わったが、吉田が日本の女子柔道界、いやスポーツ界に果たして来たこれまでの実績と役割は金メダル以上のものだった。

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