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雅走草想

デヘント競り勝つ 

2016年07月15日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 ツール・ド・フランス第12ステージ、モンペリエからモン・
バントゥ中腹のシャレ・レナールまでの178キロ。

 130キロ過ぎに登場する4級と3級の山岳は足慣らし? 頂
上ゴールの超級モン・バントゥが決戦の舞台だ。

  暴風のため6キロ短縮

 しかしモン・バントゥの山頂では風速40キロの台風並みの暴
風が吹いているため、山頂前6キロ地点にゴールが変更された。

 逃げ集団が容認され、集団からベルギーのトーマス・デヘント
(ロット・ソウダル)が逃げ切って区間優勝。

  トリプルプライズ

 デヘントは山岳賞の50ポイント獲得、9ポイント差でピノを
抜き再びマイヨ・アポワ獲得。敢闘賞と合わせトリプルプライズ。

 終盤にメイン集団からアタックしたフルーム、ポート、モレマ
にとんでもないアクシデントが発生。

  中継バイクに激突

 先行したポートが観客の壁で急停止したテレビ中継バイクに激
突。フルーム、モレマも巻き込まれ折り重なるように転倒。

  フルームの自転車破損

 モレマはすぐレースに復帰でき区間10位だったが、フルーム
は自転車が破損してしまい、なんと走り出す始末。

 マヴィックの代車を借りたが合わず、残り500メートルでチ
ームの代車でゴール。総合のライバルからは1分21秒の遅れ。

  特別な救済措置

 しかし審判は1時間の協議をし、事故で遅れたフルームとポー
トに、モレマと同じタイムを与える特別な救済措置を下した。

 このためフルームのマイヨ・ジョーヌは守られた。救済措置は
ほぼ決まりだが、具体的な措置を協議したもよう。

 総合勢ではマーティンが1分56秒遅れになり、総合3位から
9位へと後退した。

  キンタナの調子が

 キンタナがフルームらのアタックについていけなかったのが、
ちょっと気になる。まだ調子が出ていないんだろうか。

 切り替わった中継画面でフルームが走っている。えっ、走って
るよ! 一瞬、何が起きたのかわからなかった。

 ゴール手前1キロ周辺の沿道にはフェンスもなく、大勢の観客
があふれかえっていたという。

 前日のゴール地点変更が、とんでもないアクシデントの遠因に
なったんだろうか。救済措置でやれやれだろう。

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