メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

尺八と横笛吹きの独り言

「萩の露」と「ままの川」と……都知事選と? 

2016年07月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

●デニーズ定点観測 
参議院選挙は自民の圧倒的勝利に終わった。(私自身は民進党に1票を投じたが……)
いよいよ参議院の2/3が改憲勢力になり、衆議院と合わせて改憲の動きに一歩踏み出す。……なにか怖い。これから……じわじわと外堀を埋められる法改正があり、最終的には集団的自衛権行使で、米軍が危機に陥れば日本も兵器で戦うことになるであろうなあ……

都知事選がいよいよ明日告示で、7月31日が投票だ。私自身は埼玉県民ですから投票はできないが、関心が大きい。
小池(63歳)・増田(64)・鳥越(76)の決戦となる。
石田純一(62)・古賀(60)・宇都宮(69)の三氏は辞退された。(宇都宮氏の辞退は先ほどのニュースで知った)
石田氏は簡単に乗りすぎた。人が良すぎる。政治家には向かない。辞退して正解。
宇都宮氏と古賀氏は辞退されて……私を捨てて、野党共闘として戦う友情を感じる。拍手だ。
小池さんがややかわいそう。早急に独断で走ってしまったかな?同情票が小池さんにある程度は入る。
……個人的には鳥越さんを応援したい……
ということは増田(64)・鳥越(76)の与党・野党の決戦になる。無党派層がどちらをえらぶかにかかっている。
……あくまでも予想ですが……都知事は増田さんになりそう。鳥越さんは結構追いつくところまで票をのばすが、自民・公明・都連の結束・都政の混乱を立て直すには有名人より実直な経験豊富な増田氏が……結局は勝利するのでは……と考えている。しかし鳥越さん76歳のファイトには敬服する。

●いまの東京都にせまる難題
8000人の待機児童
4万人の特養待機老人
8淮慷住擦料?隋
っ枌六埔譴琉榲礁簑
ド郎の┐料?
Ε屮薀奪企業の横行
Ъ鹽塰漂(30年以内に大地震7割の確率)

●「中国の南シナ海における権利を認めない」という国際的な司法判断が下った。
中国は何を考えているのか?横暴だ。大国意識・権利意識が強すぎる。わがままで……どこかおとなりの国のやり方に似てきた。

●アメリカ……クリントン ドイツ……メルケル イギリス……メイ
米・独・英で女性3人が揃いそう。トランプ氏は接戦で敗れるだろう。
新首相メイさんはEU離脱の大難局に挑んでいる。 

 
●秋の三曲演奏会での曲目を選んでいます。
今のところ……「萩の露」「ままの川」の2曲を選んだ。
「萩の露」は練習回数は25回ほどになったが、まだまだつかえます。やはり古曲はいいですね。
特に手事が美しい。音源はNHKのものやらCDのものやらで、筝曲のみの音源で練習しだしました。

いずれも女性の悲しみを歌った筝曲。
「萩の露」は捨てられた女性の悲しみを、「ままの川」は遊女のやるせない女性の悲しみを歌っている。
時代的には幕末から明治初頭の曲。新選組は1863年に創設されているがその前後の時代であろう。竜馬もいた動乱の時代だ。「ままの川」のほうが古い時代なのだろう。

●萩の露  [作曲]幾山検校 箏手付け:八重崎検校

●歌  [作詞] 霞紅園(かこうえん)
  いつしかも、招く尾花に袖触れ初めて、
  われから濡れし露の萩。
  今さら人は恨みねど、葛の葉風にそよとだに、
  おとづれ絶えて松虫の、ひとり音に鳴く侘びしさを、
  夜半に砧の打ちそへて、いとど思ひを重ねよと、
  月にや声は冴えぬらん。
  いざさらば、空ゆく雁に言問はん。
  恋しき方に玉章を、送るよすがのありやなしやと。
________________________________________
●訳
いつの頃であったろうか。尾花に招かれたように、われから求めて袖触れ合い、契りをかわしたが、今は涙の思い出である。
今更去った人を恨むわけではないが、葛の葉が風に吹かれて裏返るように、秋の空と男心は、待ちかねているこちらの心を知ってか知らずか、ちっとも便りをくれない。松虫が誰を待つのか独り鳴いている侘しさを、遠く聞こえる夜半の砧の音が更に思いを募らせる。侘しいときは思う限りに思うて見よと、無常に持つ気の声が冴えて聞こえてくるようだ。
さてさて、空を飛んでゆく雁に問うてみたいものだ。恋しい人に私の頼りを、何とか届ける方法がないものであろうかと。
________________________________________

京風手事物。
秋の情趣に事寄せて、訪れ絶えた恋人を思い、独り待ち続ける心を唄ったもの。手事は、マクラ・手事・中チラシ・本チラシからなる。
打合せを意識した作曲がなされ、本チラシは『磯千鳥』のチラシに、前歌の砧を描写する合の手は『笹の露』の合の手の一部と合う。かつての許し物。
http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/tegotomono/haginotuyu.htmlより抜粋

●地歌筝曲、地歌・箏手附ともに生田流の幾山検校が幕末〜明治頃に作曲。歌詞は霞紅園。
 手事物形式で、前唄-マクラ・手事・中チラシ・本チラシ-後唄といった構成になっている。前唄の三下りの合いの手には笹の露の合いの手と一部合うもので、砧の音や虫の声などを写し取っている。

●幾山検校=関名は冨栄一。生田流。1818〜1890
京流手事物の作曲をした最後の作曲者といわれている。地歌・箏ともに一人で作った作品が多い。明治以降は栄福と名乗り、京都盲?院発足時には顧問を務めた。代表曲は萩の露、影法師。
http://shakuhachi-genkai.com/analysis/analysis06-haginotuyu.htmlより抜粋

 
●「ままの川」
 ままの川  松岡検校、菊岡検校作曲   宮腰夢蝶作詞
菊岡検校(きくおかけんぎょう、寛政4年(1792年) - 弘化4年11月12日(1847年12月19 日))は19世紀前半に京都で活躍した盲人音楽家

●解説
幕末の箏、三弦は情痴的で艶麗な曲が多く作られた。この曲は艶の中にも気品を失わず人生を悟った幽玄な面も感じられ、人生を川にたとえた歌で「川モノ」と言われている。

●歌
  夢がうき世か うき世が夢か 夢てふ里に住みながら 人めは恋とおもひ川 
  うそも情も ただ口さきで 一夜流れの 妹背の川も その水くさき心から
 手事
  よその香を えりそでぐちに つけてかよはば なんのまあ
  かはいかはいの からすの声に さめてくやしさ あぁ ままの川

●訳
 夢が現実となったのがこの世なのか、それともこの世が夢なのか
 世間から夢の世界のように思われている遊郭に住んでいる私は
 はた目には客と恋をしていると映るのか・・いや、そうではない
 嘘も恋情も口先だけ、一夜限りの夫婦でしかないと思い、
 距離をおいて決して本気にならない。
 他の女の残り香を 衿や袖口に付けたまま通ってくることも平気で、
 客の「かわいい、かわいい」と言う口先だけの言葉を聞いても
 どうして信用できましょうか。明け方に 烏が「カアカア」鳴いて一夜限りの
 夫婦関係が終ると 夢から覚めるように かりそめの恋からも覚め、
 悔しさだけが残り、どうにでもなれと言う気持ちになるのです。

●この曲は義太夫『壷阪霊験記』では冒頭部分が沢市の独吟に使われていますので、文楽好きの方は聞き覚えがおありかも。
とても美しい音調ですから、
 また文楽『壺阪霊験記』では、主人公の沢市がやはり同検校の作品『ままの川』の一節を弾くくだりがある。
壺坂霊験記の序幕を開くと、ままの川の詩と同じ「夢が浮世か、浮世が夢か・・・」と座頭の沢市が三味線を爪弾きながら、この菊の露を弾じる。悲哀を感じさせるような名曲。

●「壷坂霊験記」
明治に入ってからの新作浄瑠璃で、盲目の夫・沢市の眼を治そうと、妻のお里が壷坂寺の観音様に願をかけ、一心の祈りが通じて夫の目が見えるようになったという夫婦愛の物語。
「三つ違いの兄さんと、沿うて暮らしているうちに・・・」でよく知られている。
奈良の高取町の壷坂寺(南法華寺)を舞台に繰り広げられた名作。
また浪曲にも取り入れられ「妻は夫を慕いつつ、夫は妻をいたわりつ・・・」
という名文句は有名。
 http://homepage3.nifty.com/itosumi/newpage1.mamanokawa.htmlより抜粋


●この筝曲だけの音源「ままの川」が吹きにくい。尺八と律が合いません。気になります。
前の画面の符面で吹き始めの「チ」の部分をチューナーで調べると「B♭」でした。ここは「A」でなくてはいけない。音源は1律高くなっている。音源は7寸に近いことになる。だから吹きにくかったわけだ。
そこで……
「ままの川」の音源をS8Tunes(シャクハチチュンズ)を使って1律下げました。
写真はS8Tunes(シャクハチチュンズ)で音源を1律下げているところです。
修正した音源で吹きますと合いました。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ