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尺八と横笛吹きの独り言

長崎さわぎ 

2016年04月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

●これが「長崎さわぎ」の尺八都山譜です。(相変わらず読みにくい) 
この唄、民謡本にはいくら探しても解説がない。また譜面がない

♪「梅は咲いたか、桜はまだかいなトテチン……」あの江戸端唄と同じ仲間の唄。

 恐らく、この純日本風な端唄を藤本先生が全国版の民謡用に書き直したものと思われる。
藤本の三味線教則本にはこれがある。端唄の民謡版だな。
私等の民謡会で藤本譜面で唄っているのを音源(女性1尺9寸)として採譜してみた。
(多くの間違いはありそうだが、とりあえず作ってみました)

最初、この「長崎さわぎ」のyoutube版を採譜してみたのですが、エライむんずかしい。
チの半音、レの半音、……大変でした。途中でギブアップ。
本来の端唄の「長崎さわぎ」音源です。(5寸女性)
ネットの「江戸端唄の紹介と視聴」で艶のある端唄「長崎さわぎ」が聞けます。
sasakimikie.seesaa.net/article/171368587.html
採譜したのはこれと若干違います。藤本版民謡「長崎さわぎ」です。

●「長崎さわぎ」歌詞。(威勢が良くて、いかにも座敷唄だ。落語の出囃子になっている)

 、?|尭瓠”瓦泙如|尭瓠”瓦泙如.茱ぅ筌機.茱ぅ筌
    エ〜わしゃ 九十九まで 共に白髪の 共に白髪の
     ヨイヤサ ヨイヤサ エ〜 ササ 生えるまで

 □?,気討盡事な さても見事な ヨイヤサ ヨイヤサ
    エ〜松葉の模様 どこの染屋が どこの染屋が 
     ヨイヤサ ヨイヤサ エ〜 ササ 染めたやら

 ♪ 目出度 めでたの 目出度 めでたの ヨイヤサ ヨイヤサ 
    エ〜若松様よ 枝も栄ゆりゃ 枝も栄ゆりゃ 
     ヨイヤサ ヨイヤサ エ〜 ササ 葉も繁る 

  オ〜 セミヤ オ〜 セミヤ 明日もまた オ〜 セミヤ
    ア〜 ヨッシリ ヨイサ〜

●「長崎さわぎ」は落語「古今亭駒次」師匠の出囃子(でばやし)でした。
今は。出囃子が「長崎さわぎ」から「鉄道唱歌」に変わりました。
古今亭 駒次(ここんてい こまじ)

本名 村本草介 (むらもとそうすけ)
1978年12月23日生まれ


あの鉄道唱歌の出囃子は聞いたことがあるなあ。

●「旦那 百まで 旦那 百まで ヨイヤサ ヨイヤサ エ〜わしゃ 九十九まで……」
この歌詞の一考察。
主人公の女性は旦那が100才まで生きてほしい、わしゃ99才まで生きたいと言っている。
さて……本来は旦那が100才なら、わしゃ101才なのでは……
 旦那より1年でも長生きして面倒をみたい。これが民謡の情けと思いやりです。
しかし端唄は……ここはしっかり旦那より1年早く99才で逝きたいと唄っている。
ここが端唄らしい。ええ……旦那より早く逝っちゃうの……と、「クスクス」と面白い。 

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