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尺八と横笛吹きの独り言

宮城の盆唄・筑後酒造り祝い唄・長崎さわぎ 

2016年04月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

●入間川 中橋土手のみごとな桜。

昨日のあったかい陽気と違って今日は寒い、雨と風もあった。
明日は今日より暖かくなりそうだが、桜は散り始めている。
懸命に咲いた後はパッと散っていく。自分もそうでありたい。

今日の雨はいいお湿りで、庭の草木も生き生きとしてきた。
昨日は庭の雑草を少し抜いたが、もうもう……きりがないくらい雑草が生えている。
雑草も懸命に根をはっている。

 四十雀(しじゅうから)も忙しそうに寝床の綿やコケを自作の巣箱に運び入れて懸命だ。
頼まれ飼育のオカメインコのメカちゃんはナント……
10個目の卵を産んだ、こちらも懸命に生きている。獣医によるとこのままですと小鳥に負担がかかるので巣箱小屋を片付けるように言われ……さっそく撤去しました。
どうも巣箱があるのが産卵を誘発していたようだ。

オカメインコの主が心配で、はるばるfue家まで見に来た。様子を見て安心して帰りました。5月にはニューヨーク州マンハッタンに単身渡米してネットの会社を起業するとのこと。商社マンで海外を渡り歩いていた人物で相当のやり手だ。 マンハッタンでのマンション経費は月20万ほどかかるそうだ。アメリカ経済の中心街だから高価だ。         

 
●先週の金曜日、民謡会でのリクエスト曲
忠義桜・出雲木遣り唄・津軽山唄(女性7寸)・吉野川筏流し唄・黒田節・磯節(fue)・筑後酒造り唄
最上川舟唄・道南口説・長崎さわぎ・宮城の盆唄・白虎隊・鹿児島浜節・祖谷の粉ひき唄・関の五本松
津軽山唄(男性2尺4寸)・信濃よいとこ・出雲木遣り唄(合唱)・日光山唄・謙良節

●会員がお一人増えました。女性、三味線・唄 70代くらいかしら?
自分の民謡会派が閉会してこちらに参入することとなった。人によっては所属する民謡会で会主と折り合いがうまくいかなく複数で辞めてこちらに来られた方もおります。
ここの会は会主がいませんから、「入りやすい」、「辞めやすい」「安い会費・月200円」……いわば……クッションの役をしていますね。
 新しい方が入りますと、新しい唄が来ます。私にとってはまたとないチャンス到来。
宮城の盆唄やら、信濃よいとこ、出雲木遣り唄・嘉瀬の唄奴・長崎さわぎ……これらの曲は新人の方によって持ち込まれた曲です。

 
●宮城の盆唄
琴古流の自己譜面はあったのですが、やはり河童さん譜面をお借りしました。ありがたや。一部だけこちらの唄い方に直したりして使わせていただきました。
以前、違う会に所属していた時に吹きました。
 威勢が良い唄でいい唄だ。

♪ハァー ヤーレン
竹に雀は 姿(しな)よく止まる
(ハァ ドウシタネ)
踊り上手は「踊り上手は」
サァー 目に止まる
「ハァハ 踊り上手は アレサー 目に止まるヨー」
(ハァ ソウトモソウトモ ソウトモネ)

踊り上手と 噂の種を 
まいて嬉しや 恥ずかしや

揃た揃たよ 踊りが揃た
笛や太鼓の 音(ね)も揃た

冴える太鼓に 広がる踊り
広い野原も 狭い様だ

*歌詞は、「日本の民謡東日本編」(長田暁二、千藤幸蔵編著、教養文庫)より

「宮城野盆唄」(宮城)

《竹に雀は しなよくとまる 踊り上手は 踊り上手は 目にとまる》

伊達家三代目・綱宗は、江戸新吉原三浦屋の遊女・高尾を身請けするなどの
不行跡があって、在職三年で二歳の亀千代に跡目をゆずった。こんなことから、
伊達藩では盆踊りなどを禁じたため、県下には盆踊りらしいものはほとんど見
あたらない。福島県寄りの地方では「相馬盆踊唄」系統の唄が「豊年踊り」の
名のもとに唄い踊られていた。戦後間もない頃、仙台市の宮城野住宅に住んで
いた武田忠一郎(1892-1970)が、町内会の依頼で作曲。ところが、NHK放送
局が名前を間違ったことから、佐藤長助作曲という形で世に出したという。唄
は武田の妻である大西玉子が唄って広く普及した。
http://www.1134.com/min-you/02/k0402.shtmlより抜粋。




●筑後酒造り唄
こちらも河童さん譜面を利用させていただきました。
二上がり譜面を2律下げて、ハ取り符面に変換しました。(あいかわらず汚い譜面だ)

たとえば……三味線調弦は1尺9寸のロチロで二上がり調弦、尺八は1尺7寸のハ取りになります。
この場合、筑後酒造り唄を尺八では1尺9寸で吹くことはできますが、メリ音が多く吹きにくくなる。そこで尺八を2律上げた(2寸上げる)1尺7寸で吹くとメリ音がなくなるので吹きやすくなる。
当然、尺八を2寸上げてしまったのだから、譜面は以前よりは2寸下げた譜にしてある。
写真はその2律下げた(2寸下げた)符面である。

唄は1尺9寸の二上がりで弾き、尺八は1尺7寸の「ハ取り」で吹くわけだ。
尺八は三味線に音を提示するときには1尺7寸のハを出しては調弦しない。調弦の時は1尺9寸の二上がりのロを提示する。
「ハ取り曲」(多くは音頭ものに多い)は忙しい。
1尺9寸で三味線と二上がりで調弦し、吹くときは2寸上げた1尺7寸に持ち替えて吹くことになる。


●問題の「長崎さわぎ」だ。

 ♪ 旦那 百まで 旦那 百まで ヨイヤサ ヨイヤサ
    エ〜わしゃ 九十九まで 共に白髪の 共に白髪の
     ヨイヤサ ヨイヤサ エ〜 ササ 生えるまで

 ♪ さても見事な さても見事な ヨイヤサ ヨイヤサ
    エ〜松葉の模様 どこの染屋が どこの染屋が 
     ヨイヤサ ヨイヤサ エ〜 ササ 染めたやら

 ♪ 目出度 めでたの 目出度 めでたの ヨイヤサ ヨイヤサ 
    エ〜若松様よ 枝も栄ゆりゃ 枝も栄ゆりゃ 
     ヨイヤサ ヨイヤサ エ〜 ササ 葉も繁る 

  オ〜 セミヤ オ〜 セミヤ 明日もまた オ〜 セミヤ
    ア〜 ヨッシリ ヨイサ〜
これが民謡本にはいくら探してもない。
youtubeに端唄(はうた)で掲載されています。民謡じゃないから載ってなかったのね。
 しかし恐らく、これを藤本先生が民謡用に譜面を書いたものと思われる。藤本の三味線教則本にはある。
この「長崎さわぎ」のyoutube版を採譜してみたのですが、エライむんずかしい。
チの半音、レの半音、……大変でした。あっているやら??
これが本来の端唄の「長崎さわぎ」音源です。sasakimikie.seesaa.net/article/171368587.html

今度は藤本三味線で唄っている会員の方の「長崎さわぎ」を採譜してみた。
二日かかりました。端唄の「長崎さわぎ」と藤本版の「長崎さわぎ」は細部で異なりました。
もう少し完成度を高くしてから、藤本版「長崎さわぎ」を掲載してみます。

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