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平成の虚無僧一路の日記

水上勉 『虚竹の笛』 

2011年01月21日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



2001年、水上勉の「虚竹の笛/尺八私考」が出た。
明暗寺の開祖「虚竹禅師」がモデルで、我々虚竹禅師奉賛会
会員にとっては、こんなうれしいことはない と喜んだが、
買って読んでみると???であった。

水上勉は、「中国で『和漢竹簡往来』という書を手に入れ、
その中に、「普化尺八の伝来、虚竹の素性、一休と虚竹のこと
などが書かれていた」というのだが、ほんとうだったら、
大変なことだ。しかし、水上氏は『和漢竹簡往来』を公開
しない。どうやら水上勉の創作のようだ。

これを読んだ人はすっかり事実と思い込まされる。中国の
新聞にも「普化尺八のルーツが判った」とニュースで取り上げ
られたほどだ。

小説家の創作はどこまで許されるのか。
歴史小説では、どこまでが真実で、ここは作者の創作だろうと
感じさせる暗黙の手法がある。水上勉は、その著『一休』でも、
存在しない書物を「出典」として、事実であるかの如く思わせて
いる。

五木寛之の『親鸞』は、「五木・親鸞」として、フィクション
であることを承知して楽しめるが、「水上・一休」は、一休を
「エロ坊主」としてしか描いていないことに不快を感じる。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

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