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平成の虚無僧一路の日記

1/20 虚無僧 74日目 物乞いと虚無僧 

2011年01月21日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



1/20 夜9時までは冷えたが、10時を過ぎると寒さを
感じなくなってきた。少し寒気が緩んだようだ。
財布の紐もゆるんだか、高校生、若者、サラリーマン、
年配の男性と、数人の方が布施してくださった。

ふと横を見ると、男が地べたに四つんばいになっている。
フードをかぶっているので顔は見えない。前には、大きめの
紙コップが置かれている。物乞いをしているのだ。その姿に
ショックを感じた。あそこまで、自分を捨てきれるだろうか。

近くに寄って、私の「明暗箱」の中の小銭を全部、紙コップの
中に入れてあげた。すでに結構小銭が入っていた。男は、
頭を少し下げただけで、言葉を発しない。顔も見せない。

男の横に立って尺八を吹くと、通行人が 次々と彼の紙コップに
小銭を入れていく。12時を過ぎて、人通りも途絶えたので、
話かけてみた。なお、顔は上げずに 彼が言うには「新潟から
来た。いつもは栄にいる。一日3〜4千円にはなる」との
ことで、またまたショック。私の10倍だ。

虚無僧と乞食、どこが違うのか、考えさせられた。虚無僧は
まだまだプライドと格好にこだわっている。あそこまで、
自分を捨てきれない。憐れみを売って、同情をかっている
のではないとの自負がある。

「一休と異人ロアンの話」。一休は云う。「ただ座っている
だけでは空しい。お前の言葉は通じないが、せめて笛でも
吹いて、人々の心を慰めることでもできれば、社会に役立つ
人になれるではないか」と。この話が、今日まで私の支えに
なっているのだ。



「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

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