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ビッグマウスでなく 

2016年01月25日 ナビトモブログ記事
テーマ:スポーツ

 津軽のシニアブロガーにして俳人、津軽わさおは、大のスポーツ観戦好きである。日の丸を背負って戦う日本代表選手の一生懸命な戦いぶりに感動するし、精一杯の応援をしている。

 ただし、いくら日本代表選手であっても、大口を叩く、つまりビッグマウスな選手については、鼻で笑ってしまう。

 どのスポーツ種目であれ、日本代表選手の大部分は、謙虚であり、真摯な競技姿勢にある。したがって、そんなにはビッグマウスな選手に出くわすことはない。が、たまに、とんでもないビッグマウスを目にし、仰天することがある。


 2014年9月17日に行われた、韓国で開催の仁川アジア大会におけるU−21日本代表の対イラク戦。日本1-3イラクで、完敗。日本は、辛うじて1点を入れたものの、完全に叩きのめされた。

 対イラク戦、自陣ゴール前で相手パスを蹴り返すが、どうぞシュートして下さいと言わんばかりの返し方。案の定、一発でシュートを決められてしまう。別の選手に対しては、あの選手にはやられるから気をつけなよ、と言った先にやられちゃう。しかも、同じ選手に二度までも。

 そして、日本のシュートチャンスは、決定的場面を二度も三度も、決めれない。こんなんじゃ、勝てるわけがない。イラクとの力の差はかなりある。

 翌日、2014年9月18日、Soccer Magazine ZONE webの配信ニュースは、「U−21日本代表のFC東京FW中島翔哉が17日のイラク戦の敗戦後も強気にビッグマウスを連発。同僚に厳しい言葉を並び立て奮起を促した」と、次のように、中島翔哉選手のビッグマウス発言を載せた。

「(敗戦で)うだうだ言っている人の意味がわからない。最終的にトップに立てればいい。(相手は)実際、守備とかも強くなかったし、自分たちの最後の部分だけ」

「自分にボールが入れば、チャンスになる。それは事実なんで。自分が相手を背負っている時に、パスを出せる選手がこのチームにはいない。もっと動いてフリーになり、ボールが集まることでチャンスになる。もっと良さを出せる」

 この大会は、日本のアジア大会二連覇がかかっていたが、準々決勝の対韓国戦は、日本0-1韓国で、負け。試合内容は、惨敗だ。

 中島翔哉選手のビッグマウス発言は、結果的にも、文字通りのビッグマウスであり、大笑いするしかなかった。

 その際、中島翔哉選手がそれまでに「世界NO・1プレーヤーになりたい。メッシを超えることも、バロンドール獲得も通過点。その先に自分の理想とするパーフェクトな選手像がある」と語っていることを知った。その途端、またも大笑いした。

 
 現在、リオデジャネイロ五輪のサッカーのアジア最終予選は、大詰めを迎えている。

 1月22日の準々決勝の日本対イラン戦。負ければ終わりの一戦。日本は、延長戦の末、難敵のイランを3-0で破って、リオ五輪の出場権獲得に王手をかけた。この試合、あのビッグマウス選手がいいところを観せた。

 0-0の延長前半6分、ゴール前に室屋成選手が右クロスを上げる。これに豊川雄太選手が体をねじりながら頭を当て、1-0。

 延長後半に入る。なんとかもう1点欲しい。後半4分、MF中島翔哉選手がエリア外左からミドルシュートを決め、2-0。すると、後半5分、左から中島翔哉選手がドリブルで持ち込み、相手選手をかわしながらシュート。これが決まり、3-0。

 立て続けに2得点するとは。中島翔哉選手は、さすがに手倉森ジャパンの10番を担っているだけのことはある。

 試合後のインタビューで、中島翔哉選手には、大口は一切なかった。あくまでも謙虚であり、フォア・ザ・チームの姿勢が清々しい。2014年9月の仁川アジア大会での敗北から2年4か月。人は成長するということだ。

 そして、時は巡り来て、1月26日は、あのイラクとの準決勝である。この一戦に、日本のリオ五輪出場がかかる。

 日本は、イラクにきっと勝つ。あの中島翔哉選手が対イラク戦での雪辱を果してくれる。頑張れ、手倉森ジャパン!! 頑張れ、中島翔哉選手!!




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