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宝の一冊・・・(^^♪☆　

2016年01月20日
テーマ：テーマ無し

古書店で求めた本のページをめくっていると、列車の切符が挟まっていました以前の読者が、しおり代わりにしたのだろうか遠く離れた地の駅名と、２０年以上も前の日付の印字は、すでに薄くなっていましたこの本も、旅するようにして、人の手から手へと渡り、自分のもと辿り着いた───そう思うと、一冊の本にも縁を感じてならなかったです 先日、友人が愛読している本を見せてもらいましたそれは、かなり使い込まれていました聞けば、就職で郷里を離れる際、母が使っていた本をくれたのだといいます元々は、祖母のものだったそうですかつて、祖母が貯金して購入した本です生きる支えにしたのでしょう、所々に朱色の傍線が引いてありますその”宝の一冊”を祖母は、嫁いできた彼の母に譲ったのです年月を重ね、３世代に生きる力を送ってきた一冊の本───その輝きは増すばかりです 　　　

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