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老いてなお

日本人慰安婦 

2016年01月13日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

日本と韓国の懸案だった「慰安婦問題」が、やっと区切りがついたようだ。
しかし、日本人の「慰安婦」については政府の対応についても、新聞やTVも殆ど触れずに年月が過ぎてしまったように感じてる。
日本人慰安婦が全く論議の対象となっていないこと………..何故? 何故だろう?
戦前には政府公認の遊郭が何カ所もあったが、戦争中に遊興の場所、カフェ、遊郭など全て営業停止になった。戦中、遊女たちは軍により軍専属の慰安婦となり「従軍慰安婦」と呼ばれた。
遊郭にいた女性たちは“遊女”と呼ばれその境遇は貧しい農家や貧しい家の親が娘を遊郭に売った。お金が入れば家族が飢え死にしないで済み、あそこの娘は親孝行だと言われ、納得した時代でもあった。しかし娘さん達の心はさぞかし悲しみで一杯だったに違いない。

「祖国と女達」   美輪明宏作 
 北は青森から 南は沖縄 
 売られ買われて 今日も旅行く
 違うお国訛りで 慰めあいながら
 捕虜の女囚も 同じ仲間さ
 荒れ果てた肌に やせこけた頬
 今日も覚悟の最後の衣装      
     万歳 万歳      

 毎日百から二百 兵隊相手に
 朝日が昇り 月が落ちるまで
 いずれ死んでゆくことが 
       決まっている男
 虚ろに空を 見つめる女
 涙も渇れはて痛みもないさ
 そこには 神も仏もない
     万歳 万歳

付録
戦後の遊郭街は赤線地帯とも呼ばれた。占領期に膨れ上がったこのような風俗産業は、昭和33年の売春防止法と供に表面的には一掃された。
因みに赤線地帯と言う呼び方は、売防法以前の警察の管内地図に吉原の様な女郎屋が集中していたエリアを、赤線で囲って居た事から言われて居る。当然、其の中では売買春は半ば公然と認められて居た。
 
遊郭を題材にした小説の映画化
「五番町夕霧楼」(水上勉 著)    「香華」(有吉佐和子 著)

   写真は 水木しげる作のマンガ



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