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心 どまり

お正月雑感 (御節・七草・母の味・父の味) 

2016年01月06日 ナビトモブログ記事
テーマ:歳時記

 ”北朝鮮が水素爆弾実験に成功した”旨の発表がありましたね!
水素爆弾保有国になった事へのアピールのようですが・・・
折角、穏やかなお正月が迎えられて、幸先が良いと思っておりましたのに、脅威ですし不安です。

 早いもので、明日は『七草』ですね!
我が家の七草粥は、白粥に茹でた七草を混ぜずにトッピングしただけの、シンプルな『お粥さん』です。
しば漬や沢庵・野沢菜漬・胡瓜の古漬・柚子大根漬等の刻んだ物を加えても美味しいので、色とりどりのお漬物をお好みで頂けるように、各々小鉢で添えます。
子供の頃から、食べ慣れた『母の味』です。

 お婆ちゃん子でした娘は、懐かしみ喜んで食べてくれますが、孫は苦手な様です。主人は、刻んだ胡瓜の古漬けや沢庵が好みです。
義母も、胡瓜の古漬けや沢庵が大好きで、漬物樽に目一杯漬け込みます。此れが、主人の『母の味』なのでしょう!

 そう言えば、思い出した事が!
以前、京都のホテルで頂いた朝食の白粥に、添えられていたお漬物(しば漬けや千枚漬け)の美味しかった事。
わざわざ大原まで、お漬物を買いに行った事も有りました。

 『母の味』と言いますと、やはり御節料理です。
7〜8年前から、御節はお取り寄せをしていますが、金平牛蒡や里芋の煮っ転がし・お煮しめ、そして練塩羊羹は手作りした物が食べたくなります。

 先月(昨年暮れ)は本当に忙しく、例年ですと30日迄には、お餅搗きも正月料理も作り終わるのですが、今回は31日にお料理を作りましたし、

「ねえ〜ばあば!塩羊羹はいつ作るの?」

私の作る塩羊羹を楽しみにしている孫には、催促される始末で・・・

 又、待って居てくれる友や親戚、孫のお友達の為に3.5kgの餡を練り上げますのに、3時間を要しました。
丁度、練り上がった羊羹を、パットに流している処に、友人が手打ち蕎麦を届けに来てくれましたが、塩羊羹のお裾分けが出来ませんので、元旦にお届けしました。

 お蕎麦とお雑煮のスープは、鳥ガラのお出汁です。
朝からストーブの上に乗せた寸胴からは、チキンスープのいい香が!
此のスープは『父の味』です。何故なら、父が健在でした頃は、父が捌いた軍鶏のガラのお出汁でしたから!

 『父の味』と言いますと、もう一品あります。
元旦の御節やお刺身、鯛のお頭付きの脇に、軍鶏の鳥わさが並びました。
勿論、父の手作りです。アッ!そうそう!お雑煮の味付けも元旦だけは父がしていましたね〜

 子供の頃当地では、元旦にお餅を焼いたり、若水やお神酒(みき)を用意するのは、殿方の仕事でした。
今はどうなのかしら? 余り拘らないのでしょうね!

 二日になりますと、大勢のお客様が新年の御挨拶におみえになりましたので、母もゆっくり出来るのは御朔日(オツイタチ・元日)だけでした。
父も祖父もその辺の処は、承知していたのでしょう!

 アッ!それから『カルメ焼き』! 此れも『父の味』です。
父がお休みの時に、作ってくれたおやつです。
近所の幼馴染達と共に、大きな火鉢を囲んで、父の手元を、期待を込めて見つめていたものでした。
成功と失敗の確立が五分々位でしたから・・・
感嘆と落胆の叫びが、交互に起きていたのです。


 お鍋の傍を片時も離れず、3時間も餡を練っていますと、背中も腕も痛くなりますし、両手が痺れて来ます。
因みに私は、左利きでしたので、両手が使えます。

 又、大晦日の内にお餅も切らなければなりません。
硬くなって切れ無くなってしまいますから!
娘が伸し餅を短冊に切りまして、私がそのお餅を、食べ易い大きさの切り餅にしました。
伸し餅(白餅3枚・海苔餅・豆餅各1枚)5枚を切り餅に為終えた時には、掌が真っ赤に腫れていました。

 今日は、痺れも腫れも、やっと引いて来ましたが、同時にお正月気分も一緒に引いて行ったようです。


 今日は『小寒』。『寒の入り』とも言いますね!
これから冬本番を迎える『寒の内(小寒から節分までの30日間)』は、寒風と降雪も増し、寒さが一段と厳しくなる頃ですのに、本当に今年は暖かでどうなっているのでしょうね!
過し易くて宜しいのですが、季節の感覚が鈍り桜花などの様に『返り咲き』しそうです(*^-^*)ww

 今年は、特に暖かくて”春が来た”と勘違いし、季節越えし春を先取りして咲き出している春の花々ですから『先取り咲き(?)』とでも名付けましょうか!

 以前、ブログにも記しましたが、季節外れに咲く花を「帰り花」と言います。
別の呼び名も沢山有りまして「返り花」「忘れ花」「狂ひ花」「帰り咲き」「二度咲き」「狂い咲き 」等とも呼ばれています。
そうですね〜 人の行いを例えるなら『返り咲き・先取り咲き』よりも『二度咲き』の方が、可能性を含んでいて好いかしら?

 皆様も、『二度咲き』などと言わずに、『三度咲き』『四度咲き』目指してお気張りやす p(*^-^*)q


 取り留めの無い事を記してしまいました。
お許し下さい。何しろお題が、『雑感』ですので!
                m(_ _*)m

≪追≫

 初めてノンアルビールを飲みました。
発売された当初は、”お世辞にも美味しいとは言えない”と聞きましたが、最近の物は、美味しいんですね!
おビールは、直ぐ酔って眠くなりますので、ひと口ふた口で充分なのですが、此れでしたら安心して飲めます。
普通のおビールと同じお味、香り、喉越し、驚きました。
酔いそうです。何かほかほかして来た様な気がします。
 
 隣で娘が呆れています。

「まさか、ノンアルで酔ったの?
 顔がほんのり赤くなって来たわよ!」

ですって!


 



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のびたさんも

良香さん

よかった〜 私だけじゃなくて(*^-^*)v

”ノンアルビールは美味しくない!”が定評ですものね!
実は私、15年程前に過労から肝臓を壊しました。
お酒で壊れた肝臓は、お酒を止めますと短期間で
治るそうですが、過労が原因で疲労物質が肝臓に
溜まりますと、完治する期間は、壊れるのに要し
た期間と同じだけ掛かるそうです。

 最近は、日常生活に支障は有りませんが、アルコルを
頂きますと、身の置き所が無い程怠くなりますので
お酒は時々寝酒に少々ブランデーを頂く位です。
以前は、お付き合い程度には飲めましたので、
お酒のお味は解ります。
ノンアルビールは、疑心半疑で頂いたのですが、本当に
美味しかったです。
のびたさんも、是非今度召し上がってみては如何!

 コメントをありがとうございました。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

2016/01/08 13:03:00

まあ〜♪ たまさんの家も

良香さん

そう言えば、子供の頃は何処の家でも、鶏を
放し飼いしていましたね!
思い出しました!生みたての、卵の温もり!
懐かしいわ〜
”鳥の炊き込み御飯”美味しいですね〜
たまさんの所は、どんな味付けなのかしら?
暫く振りに作ろうかしら!食べたくなりました。

 お正月の父手作りのお雑煮も、軍鶏の鳥わさも
美味しかったのよ〜
「命を頂くのですから、感謝して頂きなさい」
と、よく祖母に言われたものでした。
他界した祖母の年齢に近付くに連れ、その言葉の
重みを実感します。

 コメントをありがとうございました。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

2016/01/08 12:57:55

Yさん こんにちは!

良香さん

 コメントをありがとうございます。
御土産をお持ち下さった方は、お母様を母親の様に
思われていたのでしょうね!
口下手、表現下手な、いわゆる”日本の殿方”の
精一杯の愛情表現と言いますか、お優しかった
お母様への感謝の気持ちの表れだったのでしょう!
お母様のお人柄が伺われます素敵なお話です。
とても暖かな気持ちになりました。
ありがとうございました。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

2016/01/08 11:46:14

ノンアルコール

のびたさん

私はお酒は全く飲めないですが ノンアルコールを3年前くらいに買ってみました
美味しくありません(笑)
それでも勿体ないから飲み干したら 顔が熱くなってきました
飲む人には馬鹿にされました

2016/01/07 10:31:48

母の味や父の味

さん

懐かしさが溢れました。
我が家も普通の鶏ですが卵を産まなくなると・・・
日曜日の夕方遊びから帰ると庭に鶏のうぶ毛がフワフワしていたら、やったー炊き込みご飯だ!と喜んだものでした。
残酷だけど、美味しかった。

2016/01/07 09:07:46

懐かしいです

さん

京のしば漬け、
母が寮母をしていた頃に
寮生活をしていた方が、出られた数年後に
土産だと素っ気なく母に持って来てくれたと

あまりに意外な驚きを感じて母が後々まで、
嬉しそうに話していたことを思い出しました。

2016/01/06 22:10:56

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