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心の軌跡

人生「塞翁が馬」　

2015年12月05日 外部ブログ記事
テーマ：テーマ無し



「デイサービスで初めて餃子を食べた。」と

母が報告してくれました。


「あんなもんきっとまずいと思って今まで食べんかったけど，食べたらおいしいなぁ。」と

いつになくうれしそうに語った母。


「いろんな物をしっかり食べてたら，床ずれも治って腹筋や足の筋肉もついて元気になるんやで。」と言うと

「うんうん。」とうなずき

「今までの食生活がいかんかったんやなぁ。」と

素直に口にしていました。


「ちょっとずつよくなってる。」と母に告げることで

母に

元気になりたいという希望が

もどってきたようです。




最近

私は

もしも母があの日骨折しなくて

ぼとぼとでも歩けていたら・・・と

考えることがあります。


きっと家では

父と母が無言でテレビの前に座り

ぼんやりと1日を過ごしていたことでしょう。


そして

父はストレスをため

母にあたり

母は泣き

鬱病のようになり・・・


なにより父は

何もすることがなく自分の居場所もなく

惚けていたかもしれません。


こうなったことは

母も父も私も夫も・・・

辛いことではあったけれど

あのままの生活をしていたら

もっと困ったことになっていたかもしれないと思うと

こうなったことが

これからの生活において

よかったことかもしれないと

そんな風に思えるように

なりました。


父には自分の居場所はここにあるということを

母には自分のことを思ってくれてる人が周りにいっぱいいるということを

神様が

教えてくださったようにも

思います。


そして

私には・・・


いろんな気づきを

もたらしてくれました。


ほんとうに

人生「塞翁が馬」ですね。



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