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平成の虚無僧一路の日記

佐竹正治氏逝く 

2011年01月04日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



尺八佐竹会の会主「佐竹正治」氏が亡くなられ、今日通夜で、
明日「1月5日、堀田の愛昇殿で、午後1時〜葬儀。2時出棺」
とのこと。

佐竹氏は、戦後まもなく、昭和20年代から、5孔で現代曲を
手がけ、筝の梶田昌艶先生の良きパートナーとして、NHK
ラジオにも度々出演されていた。名古屋の尺八家で「最初は
佐竹先生に師事した」という方は多い。

3年前だったか、ある方の特別の依頼で、能楽堂で 尺八を
披露されることとなり、鈴花と共に立ち合わせていただいた。
御年80歳を過ぎて、尺八は全く吹いていないと聞いていたので、
心配したが、楽屋で1時間、ウォーミングアップされていた。
そして本番では、力の限り振り絞るような、ものすごい音を
出され、観客を圧倒した。私も 生で初めて聞いて その音量に 
ぶったまげたものである。

吹き終わって 立ち上がることが困難とのことで、鈴花が手を
引いて、橋懸りを トコトコと下がられた。そして最後に 幕の
手前で、また深々と頭を下げられた。その姿に、みな惜しみない
大きな拍手を送ったのだった。

あれが、最後の舞台だったと思う。まさに「往年の大尺八家
佐竹正治」の“最後の花道”。実に みごとに納められた。

私もあのように 最後を締めくくれたら と思うものである。
 
                        合掌


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

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