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老いてなお

ノラ 

2015年11月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

ノラ
もう随分前の話ですが.......我が家の庭に小さな犬がうろうろしてたので、煮干しを遣ろうと声をかけたが傍にこないので投げてやったら喰わえて逃げた。その後何日も同じことの繰り返しをして、少し慣れてきたので茶碗に水、餌をそれぞれに入れデッキの下に置いたら食べ、やっと手から餌を食べるようになった。しかし、絶対に体には触れさせなかった。或る日隣家の猫が子供を産んだあと死んでしまった。子猫の処分に困り段ボールの箱に入れ保健所に持っていこうとしたら我が家の犬が傍に来てクウ〜ン クウ〜ンとなくので、箱を下に置いたら子猫を舐めはじめ中え入ろうとしたのでビックリ。相談の結果子猫は犬と同居ミルクは哺乳瓶で隣の奥さんが付きっきりで飲ませることになった。経過......夜、犬はお腹に子猫を抱き、下の世話もした。二ヶ月後子猫達は全て養子先が決まり、引き取られました。

犬の名前はノラ(雌)語源は”野良犬”とイプセン・人形の家の主人公の名前 ”ノラ”の二つ。後日談、我が家の娘がよちよち歩きの頃の話。細い道を隔てて裏に池があった。娘が池に行こうとすると後ろからパンツをくわえ行かせまいとしたが、逆に引っ張られると前へまわり娘が進めないように立ちはだかる。など、驚きの連続でした。

その後のノラ。
子供達が成長しノラは年老いて。或る日犬小屋で苦しそうな声に覗いてみると私を見上げてシッポをやっと振ってるのでお腹を撫でてやり、獣医に連れて行こうと抱き上げ毛布に包み、車の助手席にそっと置いたら悲しげな目で見上げ息が絶えました。



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別れ

asi asiさん

loveqさん
ずんださん
   コメント感謝します。
戦災で家が焼かれ、残ったのは玄関前のオモトの鉢だけ。当時飼ってたイヌ(ナチ)がその鉢の傍に居た、何処にどうやって逃げ、匂いの残ってるものは無いのに何故ここが判ったか不思議だった。田舎へ疎開するのに連れて行く訳にはいかず、父親は家が無事だった友人にナチを引き取ってもらった。此れがイヌとの別れの初体験、涙が止まらなかった。

イヌには人間社会のルールを教えれば必ず答えてくれます、バカ可愛がりは人間の子供と同じに良い結果は出ません。

2015/11/27 08:55:39

哀しいですよね

ずんださん

犬は猫と違って、ものすごく誠実ですよね、哀しい目が思い浮かびます。
私も高校3年の時に飼い犬が死んで、哀しい思いをしましたが、受験に成功しました。きっと彼が力を貸してくれたんだろうなと思っていました。
猫は家に住みつくが、犬は人に住みつくんじゃないかと思います。

2015/11/26 20:57:49

凄いワンちゃんですね。

さん

そんなに優しいワンちゃんいるんですね。
存命だったら我が家の犬に爪の垢を頂きたいところです。

2015/11/26 20:46:56

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