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たかが一人、されど一人
明治生まれの人の志操
2015年11月19日
テーマ:テーマ無し
昨夜のBS朝日の番組で土光敏夫さんの伝記みたいものがあった。頭の数分をを観そびれているが21時からの54分番組だったと思う。前にも似た番組か同じ番組を観たような気がするのだが、感心して最後まで観てしまった。土光氏については数々の逸話が折に触れマスコミに取り上げられているし、テレビ番組にも何度もなっているだろう。従って、その人柄はよく承知している心算であったが、改めて知ることも多く、如何にも明治の人らしい土光氏のには志操には改めて感ずるものがあった。初めて知って最も印象に残ったのが氏の哲学「個人は質素に、社会は豊かに」である。財界総理と称せられながら、自宅の朝食にメザシを愛用していたことは有名だから知ってはいた。好んで食したか、或いは健康に良いと言うだけで他に食いたいものを我慢して食したかは分からない。しかし、この哲学を聞いて成程と思った。我が母校(高校)の校訓も第1が「質実剛健」である。昔の人は実を貴び、嗜好に流れることを自ら強く諌めていた。これが身に着いて、幾つになろうと身を持していたに違いない。質の良い坊さんでもなければ、なかなか難しい生き方である。氏の人生はこれで貫かれていたようだ。企業の再建で腕を振るわれているが、元来はタービン製造を専門とする技術屋とのこと。現代は技術屋出身の経営者も珍しくないだろうが、イメージ的にはどうしても経営は事務屋の仕事のように思ってしまう。しかし、企業経営が行き詰ったところで社長に持ち上げられるからには、単に頭が良いとか統率力があるとか勘働きが鋭いとかの能力ではなく、周囲から尊敬される何かがあったに違いない。その何かが即ち氏の生き方そのものだろう。当時(昭和30年代や40年代)のことはよく分からないが、経営手腕と言われるものには社員即ち労組との意思疎通が大きな要素であったに違いない。このブログでも度々触れるが、人間は生き方の哲学が大切だと思う。意思疎通は帰するところ、互いの人間性を信じ合えなければ上手くいく筈もない。土光氏の「自分を捨てでも大事にすべき仕事」の精神は決して付け焼刃ではなかった筈だ。戦時中に軍人が「我が身を九牛の一毛の軽きに置いて、皇国の礎にならんと・・・」と口先で言っていたのと少し訳が違う。当然周りの人間は付いて来ただろう。それにしても土光氏が第二次臨時行政調査会長に就任したのは85歳。この年齢で引き受けて、しかも相当真剣に国の形を変える努力をされていることは敬服すべきだ。時の政府(鈴木内閣で担当が中曽根康弘行政管理庁長官)は七重の膝を八重に折る形で就任を要請している。頼んだ政府も偉かったと言えよう。当時は財政赤字が100兆円に達しそうということで、政財界が危機感を共有したらしい。現在の財政赤字は当時の約10倍、誰が危機感を持っているのだろうか。己も含め昭和生まれが情けない。
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