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(新)ごんぼねっこ日記

笑われる経験をしてこそ 

2015年11月15日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

近くのJA祭りに行った。

品評会では見事な農産物が並んでいる。
出品者には知っている方の名前もあったりして、
見て回るだけでも楽しい。

園芸コーナーの前で、
シクラメンから目を離さないでいるおじさんを見かけた。

教え子の一人だ。
買おうか買うまいか、悩んでいる様子。
売り場の担当にいろいろ聞いている。

ミニのガーデンシクラメンが気に入っている様子。
黙って後ろにくっついていた。

しばらく悩んだあげく、
引き下がろうとしてジサマに気がついた。

「どうした? 買わないの?」
そう言ったら、
「う〜ん、玄関先に植えようかと思ったんだけどね・・・」

「出来上がってるものより、
やっぱり育てていくのが楽しいのかな、と思って・・・」

そう聞いて、悩んでいる理由が分かった。
奥には普通の大きなシクラメンが並んでいる。
手前にはミニのガーデンシクラメンが並んでいる。

「あのさ、これ育てても、あんな風に大きくはならないよ。」
そう言ったら、
「えっ、ならないの?」

「ならないよ、あれはあれ、これはこれだよ。」
ジサマが言うと、バサマも笑った。

***

ジサマもバサマも笑ったけれど、
決して馬鹿にしたのではない。
20年前、30年前は、
ジサマもバサマも同じようなものだった。

笑う人と、笑われる人・・・

みんな、
笑われる経験をしてきたからこそ、
笑える今があるんだよね。

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