行雲流水

久々の踊りのお稽古&Kくんのバー 

2015年10月18日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

やっと時間がとれて、ずっとお休みしていた日舞のお稽古へ。


仕事が立て込んでいたり、デートだったりで、
5ヶ月も休んでしまった。

それでも音楽を聴くと、体は動きを覚えていて、
次第に忘れていた振りを思い出す。

長唄をやっているおかげで、
長唄の曲だと、メロディーを覚えやすく、
このチンツンツンで、この決めポーズなのねって具合に
振りも入りやすい。

しかし、振りを覚えただけではだめで、
扇をもつ手首の角度、指の向き、肘の角度、
首の角度、腰の角度、首の角度・・・
ひとつのポーズでも、気をつけなくてはいけないポイントもたくさんある。

稽古場には鏡はなくて、自分がどういうポーズをとっているか見えない。
お師匠さんから、首はこの角度、手首はこれ、と体を直されて、自分では見えないので、文字通り、体で覚えなくてはいけない。

そんなわけで、たかだか1分程度の部分の踊り、
なんどもなんども踊り、直され、次第に汗ばんでくるくらい。


でも、この感覚は楽しい。
普段私たちは、文字で、あるいは映像であるべき姿を覚えさせられていて、体で覚えさせられるということがない。
踊りの決めポーズは、ビジュアル的にはきれいだが、
結構身体構造上無理!というポーズが多く、「痛い!」のだ。
だから、体が覚えるというとき、ここがこのぐらい痛くなるまで曲げる・・・みたいな覚え方をする。
お師匠さんに、手首はこの角度、首はコレみたいに、体をいじられて覚える。

この感覚はひどく新鮮。
言語化も視覚化もできず、自分の身体が覚えているいる限り・・・
こういう世界もあるんですね。
体でしか覚えられない世界。



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