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理由なき反抗 

2015年08月28日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

朝夕はめっきり涼しく、過ごしやすくなりました。
ひそかに忍び寄る秋の気配に
少しは身体も楽になりそうです。

今日の映画紹介は「理由なき反抗」。
BSフジで2015年8月28日(金)22:00〜放送。

たった3本の作品を遺して24歳でこの世を去った
ジェームズ・ディーンの代表作品。

冒頭のシーンは印象に残ります。
夜の路上でシンバルを叩く猿のおもちゃを
優しく手で包み込み、そのまま泥酔して眠り込む
ジム・スターク(ジェームス・ディーン )。

愛に飢え、自暴自棄になった17歳の少年の心情を
上手く表現していますね。

警察署に連行され、そこで夜間外出で保護された
少女・ジュディ(ナタリー・ウッド)、
子犬を銃で撃った少年・プラトー(サル・ミネオ)と出会う。

行き場を失った3人の運命的な出会い、
つかの間の幸せから悲しい結末へ。午前3時に始まり、
翌日同時刻に終わる24時間の物語。

プラネタリウム近くの空家に忍び込む、
ジムとジュディ。
”今朝、目を覚ましたら、太陽が輝いていて
すべてが素晴らしく見えた。そして、君に会った。
こう思ったんだ、ついてるぞ、存分に楽しもうって。
明日は、死んでしまうかもしれないから…”。

”いつも愛してくれる人を求めていたのに、
逆に愛したわ。ごく自然に…”。
二人は互いに理解しあい、求めていた愛を手に入れる。

ジュディの元カレで不良グループの
リーダー・バズ(コリー・アレン)に挑発され、
校外学習で出かけたプラネタリウム館でのナイフでの決闘。
夜の断崖での”チキン・ラン”と
ジムはやむを得ず、暴走を続ける。

彼は「ジャイアント」の出演シーンを撮り終えた
9月30日に交通事故で死亡。
この映画が公開されたのは1ヵ月後。

白のTシャツに青いジーンズに赤いジャンパーは
彼のトレードマーク。
まぶしそうな上目遣いの目と
憂うつそうな表情に所在なさげなたたずまいには
今でも、心惹かれます。

監督はニコラス・レイ。
日本での公開は1956年(昭和31年)。



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