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尺八と横笛吹きの独り言

演劇……「花咲くラジオから」 

2015年08月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

●演劇が終わってコーヒータイム 
8月9日最終日 新宿紀伊國屋 サザンシアター午後2時開演でした。
演ずるのは教師の劇団 創芸 第70回記念公演。

さて、終戦70年特集が映画、テレビなどあらゆるところで毎日やっていました。
「日本の一番長い日」を見て、テレビで「永遠のゼロ」を見て、さらに広島、長崎の悲惨さをNHK特集で見て……あまりの情報にfueの琴線もやや萎えたていました。
友人が演ずる演劇をカアチャンと見てきました。

……私はまるっきりの演劇の門外漢……じゃあ「お前演じてみろと言われたら……」震えて声も出ないよ……ということでご勘弁……勝手に書いちゃいました。

●ギリシャ神話の中で人類に「火」を与えたのはプロメテウス。
その結果、人類は火を使って文明を生み出したあげく、製鉄の技術から銃や大砲を生み、災いや争いを引き起こしました。そして……
福島ではプロメテウスの火である原子の火が東日本大震災によって牙をむき出し続けている。
今回も昨年につづき、原発事故の避難者を取り扱った作品でした。
 戦後70年の映画やドキュメントを見ていました直後のためか、大きな感動は少なかったかもしれない。
プロメテウスの火により日常を失った福島県の富岡町、さまざまな職業の方、青年、古老の人間の苦悩を垣間見る。
プロメテウスの火の使い方は、永遠の課題。平和か悲惨かの諸刃(もろは)の剣(つるぎ)
これを演劇で扱うのはむずかしいんだろうなあ……解決がみえない。
どうしてもその個々の苦悩の人間模様を出すしかない。
劇としては明かりがみえない形にならざるをえないのかもしれない。

朝は「おはよう」「行ってきます」夕方は「ただいま」「ごちそうさま」「おやすみなさい」その当たり前の生活がプロメテウスの火により壊された。これの諸例を演ずる形にならざるを得ない。
演ずる者にとってはやや苦悩だ。解決の決定打にむかっての演ずる目的が定まらない。
でもしょうがないですね。これはむずかしくねえ、なんせ解決しにくい問題だから……

被災者をつなぐFM局の開設に光を見出したね。
FM局のあの女性パーソナリティ(アナンサー)が明るくていいねえ。元気が出る。

教え子が奮起して、かつての教師と避難者が仮設住宅でラジオ体操をすることとなった。……場面としてはちょっと苦しいかも。

テーマが永遠の課題、解決が見えにくい故、演劇の目的が定まらない。ここで演ずるのはきついかも……

「原発は安全だ」と教え続けた教師の苦悩……ちょいと苦しい(そんな先生はいるかしら?)

みなさんこうした苦労の上にこの演劇をここまで作り上げてきたのですね。

 
●富岡町は東京電力福島第一原発の20キロ圏内にある。第二原発が立つ。事故後、町民1万6千人は国の指示で避難した。いまも3割弱が福島県外の46都道府県に散らばっている。
 
舞台場面はその富岡町よりおよそ60厠イ譴拭FM スタジオだ。富岡町は避難区域で、現在も居住できないでいる。町民は北海道から沖縄までバラバラになった。
「近所付き合いも薄れ」「故郷の仲間や出来事がわからない」。
朝は「おはよう」「行ってきます」夕方は「ただいま」「ごちそうさま」「おやすみなさい」その当たり前の生活をしたい。
「そうだ、ラジオやっぺ!」と立ち上がり、「お互い様FM局」を立ち上げた。
スイッチを入れたら、離れ離れの人とつながった。
放送中にも様々な電話がFM局に入る、ごたごたも現場生中継する。ここがいい。
日本一小さなラジオ局だがつなぐ気持ちは日本一。

 
●福島県富岡町とFM局がある福島県郡山市。
仮設住宅やFM局がある郡山市と震災があった富岡町と60数キロ離れている。
震災の日のあった11日。仮設住宅から故郷の富岡町の方角を向いても苦闘する住民。
遠いところで非難している。今さらながら認識しました。

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