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平成の虚無僧一路の日記

固定概念は牡蠣殻 

2010年12月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



『坂の上の雲』の原作には、秋山真之と子規の会話の中で、
次のような内容の話がある。

子規:「歌詠みは、古語にこだわるから、『軍艦の甲板を洗え』も、
『いくさぶねの ふないたを 掃ききよめよ』となる。これでは、
生きた日本語にならない」。

秋山真之:「軍艦の船底には牡蠣殻(カキガラ)がたくさん着く。
それを削ぎ落さないと、船足が落ちる。人間も同じで、経験
は必要だが、経験によって増える智恵と同じ量だけの牡蠣殻が
付く。智恵だけ採って牡蠣殻を捨てることは大事だが、古い
人間ほど、それができなくなる。海軍の司令官でも、それを
知らずに、ソファにどっかと腰かけている連中がいる。
これでは、海軍だけでなく、国が滅びる」。

「固定概念」を「カキガラ」にたとえ、削ぎ落とすことが
大事と。戊辰戦争の生き残りや、日清戦争の時の将官は、
日進月歩の兵器や装備、戦略に着いていけない。それでいて、
ソファの上に胡坐をかき、のさばる。彼らには勲章を与えて、
現場からは引き離す。それが、海軍大臣 山本権兵衛の見識
であり、日露海戦で、東郷の起用となった。

心すべし。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

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