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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

2−3 我家、一軒家からユニットへ(その2) 

2010年12月10日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

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この項は(その1)からの続きです。<br />
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<b>またまた家探しに奔走</b><br />
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 私たちが最初に住んだ家は前述のようでとても気に入っていました。大家のトニーも私たちに3〜4年は住んで欲しい口ぶりだったのですが、1年半ほど経った2006年10月ころ「結婚するので家に戻りたいからクリスマスまでに退去して欲しい」と言ってきました。その年の秋から暮れにかけて、日本の息子やシドニーに住むカティアが結婚することになっていて多忙だったのですが、その合間に移り住む家探しと引越しの準備を始めたのです。<br />
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 短い間でしたが私たちは多くのお友だちができ、美しく静かなバデリムに強い愛着を感じていたので、引越し先もバデリムに決め、引っ越す先はそれまでと同じ戸建ての家ではなく、日本のマンションやアパートにあたるユニットで、できれば海を見下ろすところにしたいと思っていました。トニーの家は犯罪の少ない地区にありましたが、鍵など無いのに等しいほどの無用心な造りで、日本に帰る時は数週間留守にするので、いつも心配していたからです。<br />
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 家探しはお手のもので連日賃貸物件を見て回りましたが簡単には住みたいところが見つかりません。ある日、1戸建てでしたが海を見下ろし庭も芝生や植木が美しく、しかも家賃が低く設定されたところを見つけて2人で「ここで決まり! 防犯は後で考えよう」と大喜び。さっそく不動産屋さん立会いで中を見せてもらいました。ところが、外回りに比べて家の中は古臭い造りで手入れも悪く、気持ち良く住むことはとても出来ないような状態でがっかり、やむなくパスしました。<br />
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<b>海が見える憧れのユニットに引越し</b><br />
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<img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/760162/img_760162_33714052_0?1291965188" alt="イメージ 1" class="popup_img_370_277 clearFix alignLeft"> 3週間ほどで40数軒の賃貸物件を見て回りましたがなかなか良いところが見つからず、前の棟の屋根の向こうに海が見えるユニットが最後の候補として残りました。私は「探すだけ探したのだから仕方ないか」と思いましたが、雅子はどうも気が進みません。探し始めて数週間経っていて新しい物件が出ているかも知れないので、最後のチャンスにと前の家を借りた時世話になった不動産屋さんに行ってみました。<br />
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 担当のアリスは困った顔をしている私たちの顔を見て「まだ賃貸リストには載せてないけど、いいところが出そうよ」とニコニコ。聞いてみると以前から「こんなユニットに住みたいね」と話し、<img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/760162/img_760162_33714052_1?1291965188" alt="イメージ 2" class="popup_img_370_284 clearFix alignRight">わざわざ見に行ったこともある新築のお洒落なユニットを紹介してくれ、家賃も少々高くなるだけです。まだ住んでいる人がいましたが中を見せてもらって、即座に借りたいと申し込みました。<br />
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 シドニーでカティアの結婚式に出て戻ったすぐ後の11月上旬に私たちはその憧れのユニットに引っ越しました。2ベッドルームですがリビングとキッチン・ダイニングがオープンプランとなっていてとてもモダンな造り。ベッドルームとしても使える書斎があるのが便利で、主寝室のバスルームはジャクージ付きという豪華さです。居住スペースと同じ広さのテラスがあって、見下ろすと森の向こうに家々があり、その向こうに太平洋が広がるという住いに、「少し贅沢かな?」と思いながら住んでいます。<br />
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<tt>コラム</tt><br />
<b>お尻洗浄便座はありません</b><br />
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 尾篭な話題で恐縮ですが、オーストラリアではトイレで用を足した後、温水でお尻を洗うことのできる洗浄便座は普及していません。日本では清潔好きな国民性に支えられてこれが商品化されてから数10年になり、ほとんどの家庭で使われていますが、こちらではどんなに高級なホテルでも、素晴らしい豪邸でもまずありません。<br />
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 この便座に慣れてしまうとちょっとした旅行でも心配になって、携帯用の洗浄器を持参する人もいるほどですから、私のように移住して暮らすとなると毎日のことですから、正直大きな問題です。<br />
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 新しく家を建てた日本人のお友だちは日本からわざわざこの便座を運んで来て設置しました。面白いのは、そのトイレに入ったこちらの人は使い方が分からず、ふたも自動的にソーッと閉まるのに驚いてビデオを撮っていったと言うことです。飛行機で便座を運んだことも、その便座に驚いたことも、その光景を想像すると何だか滑稽ですね。<br />
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 それで、私はどうしているかといいますと、シャワーを使います。都合の良いことに、こちらの主寝室はアンスイートと呼ばれてウォークイン・クローゼットとバスルームがセットになっていて、便器はシャワーやバスタブと同じバスルームにあります。そして、温水器のタンクからいつでもお湯を使うことが出来るので、さっぱりとして目下のところ「ノー・プロブレム」です。<br />
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 このお尻洗浄便座、以前からこちらに住む日本人をターゲットにした広告が日本語の新聞に出ていましたが、2006年に初めてこちらの新聞に、もちろん英語の広告が出ているのを見つけました。これから徐々に普及して行くことでしょう。<br />
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 こんな話題のついでに、公共トイレについても。こちらの公共トイレは日本と同じようにとても清潔です。普通は入り口のドアを押して入ると手を洗う部屋になっていて、さらにドアを押して入ると用を足せるようになっています。手洗いの石鹸や紙のタオルも大抵は備えられています。少し不便なのは男性用の便器の位置がとても高く、平均的な背の高さの日本人はつま先立って済ませないといけない所もあるのが辛いところです。<br />
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