terasan

”デジタル写真”は、何故フィルムと違うの? 

2015年04月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:カメラ・写真

先日の所属する写真展では、3人がフィルムでありました。

一人の女性曰く、
「デジタルは、矢張り、フィルムと違うから!」
「持っているけれど使わない!」
実はこの方、写真はベテランですがハード面は初心者レベルです。(失礼!)

其処で話した内容を、此処でおさらいをしてみます。

”デジタル写真”とフィルム写真の違いの ”大きな” 理由は、次の3点と考えます。

?撮像素子がフィルム画面より小さい為、深度が深く「前ボケ・後ボケ」の有る「深みの或る写真」が撮れず、「薄っぺらな写真」と成りやすい。
<原因>
「一眼レフ」、「ミラーレス」のCCDの多くは「APS」サイズ。
此れは、フィルム(35mm)の70%程度であり、其の分ピントの外れた前後がボケ難い写真と成ります。

<対処法>
フィルムの時より、1段、絞りを開けて使用します。
(例)”或るレンズ”で「F2.8」で使っていた人は、「F2」で撮影してみる。
(実際は明るいレンズの種類が少なく、購入する時に結構困ります)
APSサイズより小さいCCDを搭載するデジカメも同様で、
「フォーサーズ」は2段、絞りを開けて使用します。
「1/1.7」インチ、「1/2.3」インチは絞りを5−6段?
も開ける必要が有り、殆ど不可能と言って良いでしょうか。


?色がデジタル特有な色に創ってある為、派手に成る。
<原因>
デジタルカメラを新たに売る時、その時主流のフィルムカメラと「差別化」をするため、多くのメーカーは「より派手な画像」を、意図的に造りました。

<対処法>
カメラにより、表示方法は異なりますが、「カラーモード」で「補正無し」の設定を選ぶ。
(例)kodak P712 の場合、「ヴィヴィッド」を「ナチュラル」若しくは「シック」に変更します。

因みに、一眼レフ等の高級機は、標準設定が「補正無し」と成っている物が多い様です。


?「エッジ強調」、「コンラスト強調」等の画像処理が、標準でセットされている。
<原因>
上と同じ理由です。

<対処法>
カメラにより、表示方法は異なりますが、兎に角「補正無し」の設定を選びます。
(例)キャノン5D の場合、「スタンダード」を「ニュートラル」若しくは「忠実設定」に変更します。

以上、デジタル写真とフィルム写真の異なる大きな原因・対処法に触れましたが、此の他にも多々有ります。
機会が有りましたなら、触れて行きたいと思います。



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