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たゆたえど、沈まず

新人研修 

2015年04月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

新聞店に新人の女性が入店した。中日新聞に4月に入社し、研修で新聞配達を体験するために派遣されてきたのである。
1990年生まれ、私との年の差なんと約半世紀である。私はこんな孫がいてもおかしくない年なのだ。(笑)
店長が舌を巻くほど覚えが早い。店の中がパッと明るくなった。若さに輝いているとはまさにこのことだと思える。
今朝も自転車にバイク並の部数を積んで立ち漕ぎしながら配達に出かけ、ヘトヘトになって帰店し先輩たちに褒められ労られていた。
帰店して駄菓子を食べながらお茶を飲み一服する。たまたま彼女と二人になった
新聞社に入社したからには記者になる夢の第一歩でまずは現場体験というところだ。
社員研修の一環として朝刊の中日春秋のコラムを書き写すよう指導を受けているようだ。
私は自分の体験を話した。若い頃、私は朝日新聞の天声人語で深代惇郎の書いた文章を半年間書き写したことがある。その後作家の林 礼子さんと知り合い、何度も手紙のやり取りをしたが「あんたいい文章書くねぇ」と褒められ、お世辞でも嬉しかった思い出がある。私に多少なりとも文章力というものがあるとすれば、天声人語で深代惇郎の文章を書き写した体験が生きているのだと思う。
中日新聞のコラム中日春秋は毎朝読んでいるが、あまり印象に残らない。同じ書き写しをするなら当代唯一と言われた深代惇郎の文章の方が断然良いと思う。
彼女は目の前でスマートフォンを駆使して深代惇郎を検索した。彼の天声人語は古本で5000円の値がついている。未だに人気がありプレミアムが付いているのはさすがだ。
私は彼女に一流を選ぶこと本物に接することの大切さ、そう心がけることで身につく物を見る目、養われるセンスが彼女を育て力がつくことを話した。
彼女は文章を書くときに何から手をつけたら良いか、どうやってまとめるか、悩んでいるというので、川喜田二郎さんのKJ法を勧め、私の体験を話した。
KJ法の本は今でも売っているようだ。
彼女は自分が迷っていることに一つのヒントを得たようで嬉しそうな顔をしていた。
人生の先輩として若い人の成長に役立てばこの上ない喜びだ。
すぐに実行するにせよしないにせよ彼女の記憶に残り何かの折にふと思い出してくれればいい。
若いって良いなぁ、羨ましいなぁ、つくづく思う一時であった。

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