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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

コブシと夕焼け 

2015年04月22日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し






















北軽井沢にもコブシが咲き始めた。この辺りでは、春になると一番に咲く白い花だ。
私が春を感じるのは、まずフキノトウであるが、フキノトウを見るころはまだ寒く、気温を見る限りまだ春とは思いにくいが、コブシの花を見るころには気温も上がり春本番を感じる。コブシは軽井沢町の町木で町制70周年を記念して平成5年5月に制定された。
コブシは香りのよい白い花をいっぱいに咲かせる。花は葉がでる前に咲き、遠目で見ると木全体が白一色の花に覆われて見える。つぼみの形が握りこぶしに似ている、あるいは花後にできる果実が握りこぶしのようにぼこぼことした形をしていることから、その名がつけられたという。浅間高原では、これから様々な白い花が咲く。白い花を楽しんでいるうちに、いつの間にか梅雨に入り短い夏を迎える。
 
昨日は仕事帰りに「鬼押し温泉」でリラックスした後、真っ赤な夕焼けを見た。ほぼ真西に向かって走る帰路は、時折すばらしい夕焼けに出会う。後続の車がいないことを確認し、停車した車内から、まるで山火事のように見える夕焼けを撮影した。ここで暮らすとき、幸せを感じることがたびたびあるが、このような夕焼けに出会ったときもその一つだ。
 
吉野弘の詩
虹の足
 
雨があがって
雲間から
乾麺みたいに真直な
陽射しがたくさん地上に刺さり
行手に榛名山が見えたころ
山路を登るバスの中で見たのだ、虹の足を。
眼下にひろがる田圃の上に
虹がそっと足を下ろしたのを!
野面にすらりと足を置いて
虹のアーチが軽やかに
すっくと空に立ったのを!
その虹の足の底に
小さな村といくつかの家が
すっぽり抱かれて染められていたのだ。
それなのに
家から飛び出して虹の足にさわろうとする人影は見えない。
 
――おーい、君の家が虹の中にあるぞォ
乗客たちは頬を火照らせ
野面に立った虹の足に見とれた。
多分、あれはバスの中の僕らには見えて
村の人々には見えないのだ。
そんなこともあるのだろう。
他人には見えて
自分には見えない幸福の中で
格別驚きもせず
幸福に生きていることが――。
 
 

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