メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

北軽井沢 虹の街 爽やかな風

悪口のすゝめ 

2015年03月30日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



















村松友視著「悪口のすゝめ」というのがある。村松友視と言えば1982年「時代屋の女房」で第87回直木賞を受賞し、映画化もされているので知る人も多いと思うが、私はその本も読んでいないし、映画も見ていない。もうだいぶ前なのでその動機は忘れてしまったが、「悪口のすゝめ」を読んでとても面白かった。私は、もっぱら小説よりもこういう本が好きだ。この本は、村松友視が静岡県島田市の市民団体「まちづくり島田」から依頼され、「まちづくり島田」による「愛するあなたへの悪口コンテスト」の審査委員長を引き受け、そのコンテストの大賞作品や入賞作品を紹介し解説したものである。
あまりにも楽しい作品が多いので、ここに紹介したくなった。
 
冷たくなった あなたの心
寝てる間に 取り出して
そーっとレンジで チンしたい
 
これが第一回の大賞作品だが、著者は“悪口”の皮の内側に“愛”という飴をくるんだ見事な出来栄えと賞賛している。過剰とも思えるこの愛のかたちの底からは、夫の心より冷たいかもしれぬユーモアまで浮かび上がってきて、夫婦のありようの何とも切ない、切羽つまった緊迫感とおかしさがあふれている。このあたりが、サラリーマン川柳とはいささか味のちがう、人生の機微に食い込んでいる感触なのだ、と解説するその文章の方を私は楽しく読んだのだが・・・。
 
第一回準大賞作品は
 
おい息子 嫁さんまだか
あれこれお前が使っている
あれは俺の恋女房
 
その他、第一回の傑作は
 
古女房 返品できる 期限切れ
 
だんな様へ
「お前が好きだ愛してる」
うそでもいいから言ってみて
歯の浮くようなセリフでも
ボケる前に言っといて!
 
 
「来てやった」「もらってやった」で
銀婚式
 
お前までじいじと呼ぶな さもなくば
元は小町もばあばと呼ぶぞ
 
とりえなし 金もないのに 縁がある
 
馬鹿たれは、僕の辞書では 愛してる
 
まあこの手の本は、よほど暇じゃないと読まない本である。
ブログのネタ切れのときに、この続きを紹介することにするけれど、笑いの中にも、ドキッとするようなのも出てくるので楽しめる。
今日は暖かいというより、暑いという異常な気温であった。衣類を減らしていったがそれでも暑さを感じた。しかし、周りの人よりも、まだまだ多く着込んでいる私だった。
すっかり春を感じているが近くを探してもまだフキノトウは見つからない。
そして、森の中に沈んでいく太陽にも暖かさを感じた。
 
 
 

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ