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映画が一番!

単騎、千里を走る 

2015年02月17日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、今日は!

今日の映画紹介は「単騎、千里を走る。」
BSプレミアムで2015年2月17日(火)21:00〜放送。
2006年1月に観た時の感想文です。

主演は高倉健。
監督・原案は、「紅いコーリャン」「あの子を探して」、
「HERO」、「LOVERS」などで
活躍する中国の名匠チャン・イーモウ監督。
日本での撮影は高倉健との名コンビの降旗康男。

静かな漁村でひとり暮らす高田(高倉健)は、
長年疎遠だった民俗学者で一人息子・健一が
重病で余命わずかと知る。

息子は千年以上さかのぼる宗教的儀式に
まつわる演劇形態の研究をしていて、
有名な俳優・リー・ジャーミンの舞台を
見せてもらうというリーと息子の約束は、
リーの病気のため果たされずにいた。

高田は息子のやり残した仕事を成し遂げるため
リーの仮面劇「単騎、千里を走る。」を
ビデオテープに撮るため一人、中国の雲南省へ向かう。
だが、さまざまな困難が彼を待ち受けていた。

三国志に登場する「単騎、千里を走る」は
関羽が義兄の劉備の妻子と共に、宿敵曹操の
手に落ちるが、関羽は劉備への誠意を貫き通し、
最後は劉備の元へ戻るという関羽にまつわる仮面劇。

主人公の高田が中国の奥地へ仮面劇の
撮影のため単身(単騎)、中国の旅へ
出かけることをも意味しているようでした。

高倉健の淡々とした演技に心を打たれました。
人間誰でも仮面をかぶっています。
仮面の下の素顔をみせることはありません。
でも素顔をみせることも大事なのですね。
この映画で“人の優しさ”に涙しました。

チャン・イーモウ監督は文化大革命後、
中国で最初に上映されて外国映画が
「君よ憤怒の河を渉れ」の健さんを見て
大ファンになり、二人の交流が始まり
この映画が製作されたというエピソードも。

健さんがスタッフも連れず、
単身で中国へ渡り、撮影された映画。
ストーリーの展開同様、そのまま主人公に
成りきっての映画だと思うと
単なるロードムービーでなく、
本当に健さんの魂の籠った映画だと思いましたね。



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