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昭和2年生まれの航海日誌

節分の夕陽は嘆き節 

2015年02月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 木の葉一つ揺れない静かな朝が明け、終日続く。
 今日は節分だ。

 夕刻、海岸へ出た。
 冬至から40日が過ぎている。日没もかなり北になっただろう。
 夕陽を写してみよう。

 淡路島の南端より南、阿波の上にさしかかっていたが、濃い雲に
遮られて姿が見えない。
 波も静かだが、ボラの飛び上がり歓迎もなかった。
 寒ボラの卵は美味いから、狙われては、と思ったのだ。

 諦めて帰る道すがら、80年まえの“豆まき”を想い出す。

 父に連れられ、提灯持ちをして、倉、味噌蔵、納屋を回り
 「福は内、鬼は外」と、威勢よく豆を撒いた。

 それが終わると、家内一同が台所で、各自が自分の歳より
一つ多く豆を取り、その一つを
 “いい歳が越せますように”と祈って頭越しに後ろに投げた。
そうして、自分の歳だけの豆を頂いた。

 祖父、祖母の分は、孫たちが喜んでとり合ったものだった。
 戦火が深まり、生活物資が極度に欠乏し、戦争も負けてし
まった。

 それを期に“節分の豆まき“を在所では各戸はもとより、社寺でも
しなくなってしまった。

 それ以来、景気も活気もなくなってしまったように思える。
 行事、祭りは全く意味のないことではないのだろう。
 派手に希望をこめて、

 “福は内、鬼は外”
 と、豆を撒きましょう




 
 

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