メニュー
最新の記事
テーマ
カレンダー
月別
- 2019年08 月( 29 )
- 2019年07 月( 31 )
- 2019年06 月( 30 )
- 2019年05 月( 29 )
- 2019年04 月( 29 )
- 2019年03 月( 30 )
- 2019年02 月( 29 )
- 2019年01 月( 31 )
- 2018年12 月( 32 )
- 2018年11 月( 31 )
- 2018年10 月( 32 )
- 2018年09 月( 27 )
- 2018年08 月( 31 )
- 2018年07 月( 34 )
- 2018年06 月( 32 )
- 2018年05 月( 31 )
- 2018年04 月( 29 )
- 2018年03 月( 31 )
- 2018年02 月( 27 )
- 2018年01 月( 31 )
- 2017年12 月( 34 )
- 2017年11 月( 29 )
- 2017年10 月( 30 )
- 2017年09 月( 31 )
- 2017年08 月( 31 )
- 2017年07 月( 35 )
- 2017年06 月( 31 )
- 2017年05 月( 31 )
- 2017年04 月( 30 )
- 2017年03 月( 39 )
- 2017年02 月( 28 )
- 2017年01 月( 31 )
- 2016年12 月( 31 )
- 2016年11 月( 27 )
- 2016年10 月( 32 )
- 2016年09 月( 30 )
- 2016年08 月( 31 )
- 2016年07 月( 32 )
- 2016年06 月( 31 )
- 2016年05 月( 35 )
- 2016年04 月( 37 )
- 2016年03 月( 32 )
- 2016年02 月( 30 )
- 2016年01 月( 33 )
- 2015年12 月( 29 )
- 2015年11 月( 29 )
- 2015年10 月( 28 )
- 2015年09 月( 29 )
- 2015年08 月( 27 )
- 2015年07 月( 24 )
- 2015年06 月( 27 )
- 2015年05 月( 29 )
- 2015年04 月( 20 )
- 2015年03 月( 16 )
- 2015年02 月( 12 )
- 2015年01 月( 14 )
- 2014年12 月( 13 )
- 2014年11 月( 18 )
- 2014年10 月( 16 )
- 2014年09 月( 19 )
- 2014年08 月( 13 )
- 2014年07 月( 8 )
- 2014年06 月( 14 )
- 2014年05 月( 6 )
- 2014年04 月( 5 )
- 2014年03 月( 7 )
- 2014年02 月( 10 )
- 2014年01 月( 5 )
- 2013年12 月( 9 )
- 2013年11 月( 3 )
- 2013年10 月( 6 )
- 2013年09 月( 10 )
- 2013年08 月( 10 )
- 2013年07 月( 9 )
- 2013年06 月( 12 )
- 2013年05 月( 18 )
- 2013年04 月( 19 )
- 2013年03 月( 14 )
- 2013年02 月( 12 )
- 2013年01 月( 15 )
- 2012年12 月( 16 )
- 2012年11 月( 8 )
- 2012年10 月( 9 )
- 2012年09 月( 13 )
- 2012年08 月( 15 )
- 2012年07 月( 13 )
- 2012年06 月( 21 )
- 2012年05 月( 15 )
- 2012年04 月( 13 )
- 2012年03 月( 12 )
- 2012年02 月( 19 )
- 2012年01 月( 13 )
- 2011年12 月( 21 )
- 2011年11 月( 18 )
- 2011年10 月( 23 )
- 2011年09 月( 25 )
- 2011年08 月( 24 )
- 2011年07 月( 20 )
- 2011年06 月( 21 )
- 2011年05 月( 16 )
- 2011年04 月( 20 )
- 2011年03 月( 29 )
- 2011年02 月( 27 )
- 2011年01 月( 27 )
- 2010年12 月( 25 )
- 2010年11 月( 27 )
- 2010年10 月( 25 )
- 2010年09 月( 3 )
- 2010年08 月( 2 )
- 2010年07 月( 16 )
- 2010年06 月( 31 )
- 2010年05 月( 10 )
北軽井沢 虹の街 爽やかな風
老後の自由と義務
2015年01月26日
テーマ:テーマ無し
今日は休日だったが、スウィートグラスで新しい宿泊施設が建設されていて、その材料・資材・設備を発注する前に私たちの意見も聞きたいという担当者の要望があり、そのミーティングに出席した。めったに入らない正面入り口からの浅間山も美しい姿を見せてくれる。交通量が少ないため前面道路は雪に覆われて美しい。建設現場では新築の音が響き、いろんな職種の人たちが忙しく働いている。建設現場は活気があって、なんだか元気が乗り移ってきそうだ。
昨年の秋に、私たちは土木部で働く同僚のケンさんから、倉渕のコシヒカリを玄米で手に入れた。同じ職場のYさんに少しいただいて食べたところ、今まで食べていた米は何だったのかと思うほどおいしかったので、分けていただくことにしたのだった。精米は農協のスーパー・オアシスに精米機があり、10kg100円でできる。先日、精米に行くと、運悪く故障中の張り紙があった。友人のHさんは、あそこはよく故障するよと話す。
最近では、私もそんな事件があってもニンマリと笑えるようになっているが、どうやらそれも歳のせいのような気がする。
タイミングよく今日の新聞で、曽野綾子の「小さな親切、大きなお世話」のコラムに「老後の自由と義務」が掲載されていたので、以下紹介しよう。
新年になると、だれもが1年分だけ、高齢者に近づく。ことに75歳以上の年齢になると体に不調の出る人も多いから、真剣に老年との付き合い方を考えねばならない。
医療関係者でもない私が、軽々に言うべきことではないかもしれないが、高齢者の健康は、どうも「お大事」にしていてはいけないようである。私は人から「お元気ですね」と言われるが、見かけほど健康でもない。膠原病があるので、微熱が出てだるい日には、腕一本動かしたくない怠け病に罹っている。しかし高齢者の多くの病気のよさは「治らない」ということだ。だから薬も病院に通う必要もなく、すぐ死ぬこともない。その間に、人生の自由な時間を稼げる、というか、遊べる。昨年2月、私はヘルペス(帯状疱疹)に罹った。
しかし発疹もきれいに治らず、痛みも残っているうちに、同級生の友人の趣味であるクルーズ船に乗り、病気前から予約していたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会を聞くために、ドイツのバーデン・バーデンに行くツアーにも一人で参加した。どちらも医師がやめない方がいい、という意見だったからである。船に乗っていた最高齢者は99歳の女性で、目的は毎晩のダンスだった。豪華客船はプロの男性ダンサーを乗せているので、楽しくお相手をしてくれる。その前年、私はアフリカの南スーダンとジプチに行った。
途中エチオピアを通過するために、私は黄熱病の予防接種を受けねばならなかったが、都内の病院の医師は、私が82歳になっていると聞くと、あらかじめ注射に耐えられるかどうか健康診断をしたい、と言ってくれた。黄熱病の予防注射はもう3回目なのに、である。
その代りこちらも好奇心で聞きたい質問がある。一体アフリカに行こうとするのは何歳くらいの人なのですか、ということだ。その病院では、今までに80代の人に黄熱病の予防接種をしたことはなかった。その前年、73歳の男性一人に接種したのが、最高齢だったという。私はもう20年前から、いわゆる健康診断を受けていない。人間、適当な年齢で命を終る方がいいし、今自覚していない病気を探り出すこともないからだ。私は苦痛を感じない限り病院にも行かない。それは、趣味として、国民健康保険をできるだけ使わないためである。老年には、病気とあまり丁重に付き合わない人の方がぼけもせず、健康なように見える。利己的でなく、他人の面倒を見たり、少なくとも自分の暮らしを細々と背負って立っている人は、認知症にもあまりなっていない。子供や施設が万事面倒を見てくれると思って安心した人の方が、ぼけが出やすいようだ。
私はあまり体に気をつけない。しかし毎日自分で食べたいおかずを作り、自家の畑で菜っ葉も採っているから、その方が薬より効きそうに感じている。老年には、他人に迷惑を掛けない範囲で自由に冒険をして遊び、適当な時に死ぬ義務を果たさなければならない。
妻も私もここに来て、二度ほど健康診断を受けたが、毎年知らせが来るにもかかわらず以来一度も行っていない。妻は曽野綾子とまったく同じ意見で、「あえて、今自覚していない病気を探り出すことはない。適当な年齢で命を終る方がいい」といつも健康診断の知らせが届くと、口癖のように言っている。人にはそれぞれの考え方がある。何もそれが立派な意見とは言わないが、そんな考え方もあるということだ。しかし、妻は私には健康診断に行くようにと勧めるのだ。早く病気を発見して治し、長生きしろという。長生きして自分を看取ってほしいと言うが、この調子だとどうなることやら。
おお神よ、長寿はポルフェノールの摂取量で決まる・・・と言って!
>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)
この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません