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心 どまり
道場開き
2015年01月11日
テーマ:歳時記
今日は、『鏡開き』ですね!
皆さんも、お供えした鏡餅を開いて食されましたか?
午前中、孫が通う空手道場の『道場開き(初稽古)』が行われ、師範やお弟子さん・生徒達やその父兄等々、大勢の方が参加されていました。
関係者が一堂に会し、新年の御挨拶の後、師範達や生徒達は初稽古です。
因みに、私の子供達も中学生迄、この道場に通っておりましたので、総師範は子供達の先生でもありました。
孫が入会する際に、お電話ではお話しをしましたが、御無沙汰しておりましたので、お逢いするのは25年ぶりでした。
一通りの挨拶の後、
「僕も65歳になりましたよ・・・」
「私も61歳になりましたのよ・・・」
想像していたよりもお若く、日々の鍛錬の賜物なのでしょうね!
この道場に、子供達を送迎していた当時は、私も現在の娘の年齢だった事を思いますと、感慨深く・・・
娘達が習っていた頃は、道場近くの川に入っての、寒稽古も行われていましたが、諸事情により現在は止めているそうです。
当地は、城下町です。平山城ですが、粗、平城に近く市内中央を流れるこの川も、古は自然の利を生かされ、外堀の役割を担っていたのです。
現在でも、様々な神事がこの川で執り行われています。
稽古終了後、全員揃ってのお餅つきです。
参加している子供達の殆どが、このお餅つきを楽しみにしています。
私達が子供の頃は、どの家でも臼と杵でお餅をついたものでしたが、臼から餅つき機に代わり、最近では、スーパーやネットでの購入も可能に!
『道場開き』につくお餅は、杵餅です。
参加した生徒達は、三回ずつ杵をつかせてもらえるのですが、初体験の子供達もいて、その様子を見守る師範達や父兄から
「○○がんばれ〜!」とか「○○ちゃん集中して〜」とか、掛け声が掛かる度に、参加者は笑いの渦に巻き込まれていました。
孫曰く 「緊張した〜 」
私も経験がありますが、杵をお餅の真ん中に振り下ろすのは、慣れないと難しいですものね!
心ばかりの品を届け、孫のお餅つきを見て帰って来ました。
*:.。. .。゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*
道場から帰って来た孫に、
「お汁粉、美味しかった?」
と、聞きますと
「お汁粉じゃなくて、お雑煮だったよ!
おいしかったあ〜 」
尽かさず娘が、
「今の子供達はね、甘いお汁粉が苦手で食べない子が
多いから、お雑煮にしたんですってよ!
私達の頃は、とっても甘〜い、粒餡のぜんざいみたいな
お汁粉だったわよねエ〜 私も苦手だったなあ〜
どうしても食べられない子は、磯辺餅が貰えたよ!
中学生の時にね、
”私も磯辺餅がいい!”と言ったら
”我儘言わずにお汁粉食べろ!”
って先生(総師範)から叱られたのよ。
とても怖い先生だったけど、今は優しいおじいちゃんね!」
娘は、遠い目をして、道場に通っていた頃を懐かしんでいる様な表情を浮かべて・・・
私達の子供の頃は、甘い物が嬉しかったですし、お饅頭も餡だけを食べて、お行儀が悪いと叱られた事も!
現在では、表の皮だけを食べて、餡を残す子供が多いそうですし、どら焼きでさえも、餡を残して皮だけを食べる様です。
御時世なのでしょうね!
『鏡開き』とは、元々は武家から始まった行事ですので、刃物で切るのは切腹を連想させる為、包丁などの刃物で切るのは禁物とされていました。
ですから、手で割り砕くか、槌(つち)で割る様になったのでしょうね!
又「割る」という表現も縁起が悪い為、末広がりを意味する「開く」を用い、『鏡開き』になった様です。
鏡餅を飾って置くだけですと、年神様にお供え物をしたに過ぎません。
鏡餅は単なるお供え物と言うよりも、年神様が宿る所と考えられておりましたので、鏡餅を開く事で年神様をお送りし、お正月に一区切りをつけたのです。
年神様の力が宿った鏡餅を頂く事で、その力を授けて貰い、一年の一家一族の無病息災を願ったのです。
供えて、開いて、食べてこそ鏡餅の御利益があると言う事です。
『鏡開き』で正月に一区切り付けると言う事は、その年の仕事始めを意味します。
武士は具足などを納めていた櫃(ひつ)を開き、商家では蔵を開き、農村では田打ちという作業をして1年のスタートとしたのです。
日本古来の武道で、新年の道場開きに『鏡開き』をするのは、その名残りなのだそうです。
先人達は、全ての人や物に新しい生命を与える為、お正月に神様が現れると考えていました。
つまり、一年に一度新たに生まれ変わると言う事です。
その年神様の霊力は、お供えした鏡餅に宿っていますので、鏡餅を食べる事で新しい生命を頂く事が出来ると言う訳です。
さあ〜 皆さんもまだ頂いていらっしゃらな方は、お夕飯にでも鏡餅を開いて食し、御利益を頂いて、今年一年頑張りましょう!
これから、『どんと焼き』に行ってきます。
しめ飾りや、働いてくれた達磨さん・お札・孫が練習した書初め等々、感謝と願いを込めてお焚き上げをしてきます。
『どんと焼き』には楽しみも!
役員さん達や自治会の方々が、豚汁や焼きそば・甘酒・酒類を用意していてくれます。
飲める人は、お酒を頂きますが、私はあまり飲めませんので甘酒を頂きます。
寒い所で頂く温かい物は、何よりの御馳走です。
あっ!『どんと焼き』開始の合図の花火の音が!
では、行ってきます。
ナビの皆様の無病息災と家内安全もお願いしてきますね!
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喜美さんへ
コメントをありがとうございます。
今年のお正月は、良いお天気に恵まれましたが、寒さは厳しいですね!
充分、御自愛為さりお過ごし下さいませ。
我が家でも、角餅に切り分けた後、食べる分だけを残して、直ぐに冷凍してしまいます。
数か月は持ちますし、解凍しますと搗きたてのお餅の様で美味しいですものね!
『お汁粉』は、主人と私は好きなのですが、孫や娘はちょっと苦手なようです。
『どんと焼き』は、地区内の農地をお借りして行います。
それなりのスペースが無くては出来ませんので、田舎の行事に成りつつ有るのでしょうが、トラさんの所の様に校庭を利用する等、時世に応じて形を変えて行くのでしょうね!
2015/01/13 16:51:16
SOYOKAZEさんへ
そうですね!
お部屋の中は温かいですから、鏡開きの頃にはカビが出ていて・・・
勿体無いですが、小さく砕いて野鳥の餌に!
我が家では、今でも『揚げあられ』を作ります。
搗いたお餅を角餅に切り分ける時に、態々霰用に小さく切り、乾燥させて油で揚げSOYOKAZEさんと同じように、塩味や、七色唐辛子を振りかけた醤油味にします。
美味しくて、遂々食べ過ぎてしまいます。
夜明け前に行われる『どんと焼き』、初めて知りました。
どの様な経緯から、夜明け前に行われるようになったのでしょうね?
コメントを頂いて興味津々です。
ありがとうございました。
2015/01/13 16:15:48
トラさんへ
>中学校の生徒会やらPTA、自治会などが、いろんなお店を出すので、超満員です。
まるで運動会の様で、楽しそうですね!
お昼に「大どんと」ですか?
SOYOKAZEさんの所は、夜明け前だそうですし、地方々様々ですね!
『どんと焼き』は何処でも、日が暮れてから行われる物だとばかり思っていました。
コメントをありがとうございました。
2015/01/13 15:44:16
お汁粉
今年は鏡餅はやめましたからお汁粉は好きで食べました 小豆は沢山一度に煮て分けて冷凍しておきますからすぐできます お餅は1枚頼みましたから未だいっぱい残っています此れも半分冷凍してあります
どんど焼きは聞きますけれど此処ではやりませんし
見たことないです
2015/01/12 09:26:38
昔は・・
昔のお供え餅は良い具合にひび割れて、開きやすかったのですが、今は真空パックで、そのままです。
暖房を使うから、お米屋さんの普通の餅は、正月前に割れ始めて・・・
昔は金づちでたたいて、お汁粉に使った残りは、油で揚げて塩を振って、お八つになりました。
当地のどんど焼きは、今朝の夜明け前です。
一回だけ参加しましたが、中々風情があるものですね。
2015/01/11 17:16:27
どんと焼き・・・
良香さん、こんばんは。
甘い物が苦手は子どもって、最近多いようですが、私たちが子どもの頃は、甘いだけで美味しと思ったものですね。
トラ家の近くの「大どんと」は、お昼に小学校で行います。
中学校の生徒会やらPTA、自治会などが、いろんなお店を出すので、超満員です
2015/01/11 17:16:04