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マスコミのアホさ加減・「酸ケ湯(すかゆ)の積雪深」 

2014年12月29日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし

日々のニュースをはじめ、好むと好まざるとに関わらず、様々な情報が入ってくる。中には、嫌な情報、見聞きしたくない情報がある。

 嫌な情報に出くわすと、おもしろくない。そして、おもしろくない気分にさせられるのは、癪に障る。

 そこでどうするか。私は、2013年6月からブログをやっているので、ブログ記事に書いて投稿するという手がある。

 一方的に嫌な情報を受けさせられるのではたまったものでないから、それに対し、異議を唱えたり、抗議したりするわけだ。

 好ましい情報に対しては、当然、賛意を表するなど、前向きに、積極的に対応することになる。


毎年、冬になり、積雪が続く状況になると、マスコミの報道が大げさすぎるというか、アホだと思うことがある。

 それは、積雪が多いということで、青森市酸ケ湯(すかゆ)の積雪状況を取り上げることだ。

 昨年12月の情報番組・「ミヤネ屋」では、全国のアメダス観測地点の中で積雪深が最大であるということで、青森市酸ケ湯(すかゆ)を紹介した。

 番組スタッフは、年末のあたりに、もう150cm以上もの雪が積もっていて、大変だ、大変だと騒いでいる。

 リポーターが青森市酸ケ湯(すかゆ)の現地を訪れ、いかに積雪の多さが大変であるかを力説する。挙句の果てには、リポーターが裸にバスタオルを巻いて、震えながら雪の中を歩き、露天風呂に入る。

 これを観ると、アホの極みだと思ってしまう。

 酸ヶ湯(すかゆ)は、青森県の八甲田山中にある温泉であり、酸ヶ湯(すかゆ)温泉の旅館は、一軒宿しかない。
 
 酸ヶ湯温泉は、標高1,584mの八甲田山の大岳から2.4キロのところ、海抜890mの高地にある。人里から遠く隔たった海抜890mの八甲田山中にたった一軒の温泉旅館があるだけだ。

 その旅館には、住み込み従業員がいるが、そこは、営業地であって、居住地ではない。いわゆる人が住んで生活している所ではないのだ。

 酸ヶ湯温泉がある場所は、住所としては、行政区画としての青森市内になる。

 しかし、青森市酸ケ湯の実態は、八甲田山中の酸ヶ湯温泉の一軒宿である。住所は、青森県青森市大字荒川字南荒川山国有林小字酸湯沢50。南荒川山国有林小字酸湯沢の名称中の山、沢からも、奥深い山の中であることがはっきりと分かる。 

 八甲田山中の海抜890mの場所。そうした標高の高い山の中では、冬になれば雪が降る。その積雪深が2m、3m、4mにもなれば、5m以上になることだってある。当たり前の話だ。奥深い山の中だもの。

 そんな当たり前の話で、「ミヤネ屋」ばかりでなく、マスコミはなぜ騒ぐのか。騒ぐ必要など、まったくない。

 マスコミが騒ぐのは、アホだからだ。


 今年は、全国的に、例年になく、12月に入ったばかりの時期から、積雪が多い。さすがに、酸ヶ湯(すかゆ)の積雪云々とマスコミから取り上げられるケースは少ないようだ。

 2014年12月25日13時00分現在における全国のアメダス積雪深ランキング - 日本気象協会 tenki.jp を以下に掲げる。

1位 新潟県 津南 183cm
 アメダス所在地 新潟県中魚沼郡津南町中深見乙 (標高452.0m)

 津南町(つなんまち)は、新潟県中魚沼郡にある町であり、総人口 10,184人(推計人口、2014年11月1日)。

2位 新潟県 守門 179cm
 アメダス所在地 新潟県魚沼市西名 (標高222.0m)
 
 アメダス所在地の魚沼市西名は、2004年11月1日に6町村による新設合併で誕生した魚沼市のうち、旧守門村(すもんむら)に該当する。旧守門村の総人口 4,635人(2004年10月1日)。

3位 青森県 酸ケ湯 173cm
 アメダス所在地 青森市荒川字南荒川山国有林酸ケ湯沢 (標高890.0m)

 酸ヶ湯温泉は、標高1,584mの八甲田山の大岳から2.4キロのところ、海抜890mの高地にある。人里から遠く隔たった海抜890mの八甲田山中にたった一軒の温泉旅館があるだけ。温泉営業のための住み込み従業員が何人かいるが、総人口と数えるものに非ず。


4位 山形県 肘折 164cm
 アメダス所在地 山形県最上郡大蔵村南山 (標高330.0m)

 アメダス所在地の最上郡大蔵村南山は、肘折(ひじおり)温泉がある大蔵村(おおくらむら)に属し、大蔵村の総人口3,483人(推計人口、2014年11月1日)。

5位 新潟県 十日町 146cm
 アメダス所在地 十日町市小泉字北原 (標高170.0m)

 十日町市(とおかまちし)の総人口55,640人(推計人口、2014年11月1日)。


 以上から明らかなように、1位 新潟県 津南 183cm、2位 新潟県 守門 179cm、4位 山形県 肘折 164cm、5位 新潟県 十日町 146cmは、いずれも総人口が10,184人、4,635人、3,483人、55,640人の居住地であり、いわゆる人が住んで生活している所である。れっきとした町中 (まちなか)だ。

 しかるに、3位 青森県 酸ケ湯 173cmは、山の中だ。標高1,584mの八甲田山の大岳から2.4キロのところ、海抜890mの高地にあるたった一軒の温泉旅館。温泉営業のための住み込み従業員が何人かいるが、総人口と数えるものに非ずだ。

 したがって、酸ヶ湯(すかゆ)温泉の積雪深が2m、3m、4m、5m以上になったって、騒ぐ必要など、まったくない。騒ぐこと自体、無意味だ。

 酸ヶ湯温泉の積雪深についてマスコミが騒げば騒ぐほど、私たちは、またアホやっていると笑う。そして、喜ぶのは、酸ヶ湯温泉の経営者と従業員だけだ。

 以上、マスコミのアホさ加減の一節なり。



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