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スタップ疑惑騒動・「インチキといいかげんとデタラメと」 

2014年12月28日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし

2014年2月以降、約11か月にわたり、世間を騒がせてきたスタップ疑惑騒動。

 2014年12月19日、理化学研究所は、記者会見を開き、スタップ細胞が存在するか否かの検証実験において、スタップ細胞を作製できず、検証実験を打ち切るとする検証結果を発表した。

 検証結果によれば、理研の検証チームが、小保方晴子氏のスタップ論文に基づく1615回の実験をしたが、万能性を持つスタップ細胞は一度も確認できなかった。

 また、理研の検証チームとは別個に、小保方氏が取り組んだ検証実験では計48回にわたりスタップ細胞の作製を試みたが、全て失敗した。

 こうした検証結果を観ると、スタップ論文もウソ、スタップ細胞の存在もウソ、どちらも真っ赤なウソだということだ。


 スタップ論文も、スタップ細胞の存在も、どちらも真っ赤なウソだということは、2014年12月26日、外部有識者でつくる理研の調査委員会の報告で、更に明らかになった。

 同日、記者会見で調査委の桂勲委員長(国立遺伝学研究所長)は、「論文のSTAP細胞はES細胞だったとほぼ断定してよい」と語った。

 調査委は、小保方晴子元研究員らが発表したスタップ論文の主な結論は否定され、その証拠となった緑に光るマウスなどはいずれも別の万能細胞であるES細胞が混入したか、混入で説明できることが科学的な証拠で明らかになったとしている。

 そのうえで、これだけ多くのES細胞の混入があると過失ではなく故意である疑いが拭えないが、誰が混入したのか特定できないと判断したとしている。

 つまり、小保方氏が「あります、あります」と主張したスタップ細胞とは、既存の万能細胞であるES細胞だという。ここまでくりゃ、小保方氏らがやったことは、もはや科学ではなく、インチキそのものだ。

 そして、驚くことに、調査委は、小保方元研究員には、論文に示された図や表のうち細胞が増える力を示したものなど2つについて、新たにねつ造に当たる不正があったと認定した。

 小保方氏は、去る4月にスタップ論文について理研の別の調査委によって改ざんと捏造の2つ不正ありと認定されているから、合計4つもの不正ありだ。まるで、不正の女王だね。

 更に驚くことには、調査委は、多くの図や表のオリジナルデータについて特に小保方元研究員のものが一部を除きほとんど存在せず、本当に行われたのか証拠がない実験もいくつか存在するとしている。

 これじゃ、小保方氏の実験やデータ管理等は、いいかげんそのものだ。


 スタップ論文とスタップ細胞について、権威ある外部有識者が調査すればするほど、スタップ論文も、スタップ細胞の存在も、どちらも真っ赤なウソ、インチキといいかげんとデタラメの塊である。

 しかし、こんなウソ、インチキ、いいかげん、デタラメがあるにもかかわらず、英科学誌ネイチャーに2014年1月30日付けでスタップ論文が掲載されるところまでなぜいったのだろうか。

 ネイチャーに掲載された時点で、「世紀の大発見」と称されるほどに価値あるものであればあるほど、論文の共著者は、どこがどうやってそうなったの、と過程をたどってみるという好奇心を持つんでないの? それが科学者なんでないの。

 しかし、揃いも揃って、みんなが鵜呑み。そんな馬鹿な、だ。

 そこで、なぜ、老練な研究者たちが、揃いも揃って、かくも不正の女王にたらしこまれてしまったのか、明らかにしてほしい。

 小保方元研究員が所属していた研究室の長であった若山照彦氏は、スタップ論文発表後、スタップ論文に疑義を唱え、一抜けた感じになっているが、本来、彼の責任は重大である。一抜けたで済まされるものではない。

 そして、スタップ論文のもう一人の共著者である理研の丹羽仁史プロジェクトリーダー。彼も、なぜ、不正の女王にたらしこまれてしまったのか、明らかにしてほしい。理研の検証チームの責任者として検証実験をしたが、1615回全敗でした、で済まされるものではない。

 科学者としてあるまじき鵜呑みをなぜしたのか、それを明確にするのは、彼らの科学者としての義務である。


 
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