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上海大学シニア留学日記

山陰の島根県益田市へ足を延ばす (関西方面の旅 5日目) 

2010年10月25日 外部ブログ記事
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昨夜11時半頃、ホテルに戻った。
ニュースを見ようとテレビのスィッチをいれると、浅田次郎
原作のの「蒼穹の昴」のドラマをやっていた。
それで、12時半ころまで見てしまった。

折角、新大阪まできたのだから、10月27日、28日と二日
続けて命日が来る 母と父の墓参りに、島根県益田市まで
足を延ばそうと思い立った。

早朝新大阪を発てば、益田で3時間くらい時間が取れて、
東京には夜の8時頃 戻れることが解った。

今朝は早朝5時に起きた。直ちに地下鉄で新大阪に行く。
6時25分発のひかりに 乗車する予定であったが、6時に
到着してしまった。そこで、急遽1本早い山陽新幹線に
乗り込む。さすがに眠い。

新山口には8時過ぎに到着。ここから山口線に乗り換える。
特急スーパーおき2号は8時51分発3両編成だ。
お客が1車両10人も乗っていない。



(特急スーパーおき2号)



(特急スーパーおき2号 社内)

益田には10時29分到着。雨がパラパラ降り始めた。
3時間時間があるので、両親が眠るお墓にはバスで
往復しても良かったのだが、雨も降って来たことだし、
タクシーに乗り、少し待って貰って、益田駅に戻ること
にした。

父は、若い時、東京に出てまま、ずっと死ぬまで郷里で
生活することはなかった。父は生前60歳の頃、祖父母
の眠るお寺の墓地が売り出されることになった。そしたら、
自分の墓を買うと言いだした。子供達はそんな遠いところ、
お墓参りにも行けないからと全員反対した。

けれど、父は10代で故郷を離れたので両親と接する
機会が他の兄弟より少なかった。だから、自分が死んだ時
には、両親の傍に眠りたいのだよという。
誰も墓参りに来てくれなくとも構わないからと言う。

60歳になっても、親を慕う気持ちとはそういうものなのかと
知った。それ以上は、誰も反対できなくなった。

だが、案の定、お墓が遠いと大変だ。法事の度に飛行機で
往復する。日頃の墓参りは、出来ない。私が前回来たのは
3年前だ。今回は、余り時間がないのでお墓参りだけして、
親戚の人とは誰とも会わずに帰るつもりだ。

お墓は画家の雪舟が造った庭園がある医光寺という寺の
墓地にある。観光客が参観に来る益田では有名な寺である。



(医光寺 山門)


(医光寺 雪舟庭園)

お墓に到着すると、花が供えられている。 親戚の人が、
いつも墓守をしてくれているのだ。有難いことだ。
両親の墓、親戚の墓にお参りして、待たせていたタクシー
に戻る。運転手に写真を撮って貰い、益田駅に戻る。



(医光寺 山門をバックに)

益田駅は小さな駅である。 駅前はとり立てて大きな建物
が無かったのだが、3年前来た時に、駅前に6〜7階建
のホテルが出来た。次の法事の時は、ANAのダイヤが
不便になったので、もう東京からの日帰りは無理だから、
親戚一同がこのホテルに泊まることになるだろう。



(益田駅舎)

さて、帰りの特急まで2時間以上ある。ホテルのあるビル
の1階に大阪王将という中華料理の店がある。
そこで、昼食を摂りながら時間を潰すことにした。
餃子とシューマイをつまみに生ビール2杯飲む。
残り時間40分と言うところで店を出て、土産物屋を覗く。
漸く時間が来て、帰りの特急に乗り込む。



(大阪王将 餃子は美味しかったですよ。)

今度は特急なのに2輌連結だった。山陰はやはり過疎地
なのだ。 親父が生まれた100年前はもっともっと寒村
だったところだろう。そんな田舎から、10代で東京に出て、
必死で働き、戦争で命を危険に晒し、命からがら外地から
引き上げ、苦労の末、5人の子供を育ててくれたのだ。
この地に立つと、死んだら両親のもとで甘えたいという父の
気持ちが良く解る。

新山口では新幹線のぞみに乗り換えるのだが、9分あれば
十分と見ていたら、最後は新幹線の ホームを走る羽目に
なった。のぞみでは焼酎のウーロン茶割をチビチビやり
ながら帰った。

家には8時に到着。今日は1日列車に乗っていたような気が
する。お尻が痛くなった。

それにしても、この5日間、懐かしい人達と会って旧交を温め、
両親の墓参りも出来て、充実した日々であった。
そして、女房にもっと優しくしようという気持ちにもなった。

旅費もなるべく押えたつもりだったが、日本の物価が高いことを
改めて実感した。もしかしたら、中国へ5日間の旅が2回位
行けたかもしれない。

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