にっぽん縦断こころ旅・火野正平、「憎めないおっちゃん」

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2014年09月12日ナビトモブログ記事
テーマ：人生

津軽のシニアブロガーがよく観るテレビ番組は、刑事ドラマ「相棒」だ。主演の水谷豊に魅かれるからである。水谷豊という俳優の真面目さがいい。彼を応援しながら、人生を歩んでいるようなものだ。

　そんな津軽のシニアブロガーは、NHK BSプレミアムで放送されている「にっぽん縦断こころ旅」もよく観ている。理由は、番組の中身が面白いからだ。

　「こころ旅」と銘打つだけに、旅番組である。視聴者からの手紙を募り、手紙に書かれた“こころの風景”を訪ねる趣向である。

　誰にも人生における旅風景がある。他の人から観て、何の変哲もない風景でも、その人には懐かしい“こころの風景”である。そして、不思議なもので、それは、手紙に書かれた視聴者の気持ちや思い出を慮った瞬間、私たちにも“こころの風景”となる。

　まあ人生とは、元々、旅だ。いろいろなことがある。だから、旅番組は、人気があると言える。

　ただ、「にっぽん縦断こころ旅」は、それ以外に、俳優の火野正平が相棒の自転車、チャリオ君と一緒に日本全国を旅する番組だから、みんなが観るんだなと思う。
　
　刑事ドラマ「相棒」は、主演が水谷豊であるから観るように、「にっぽん縦断こころ旅」は、主演、火野正平が朗若男女を惹きつける構図だ。

　火野正平は、1949年5月生まれの65歳。既に、立派に高齢者の仲間入りを果たしている。

　しかし、この男は、ただのシニアとか、ただの俳優とか、ではない。

　子役の時からテレビ、映画に出演し続けてきた彼。若い頃から、女優や歌手、タレントなど数々の綺麗どころと浮名を流し、“女殺しの火野正平”との異名を取った彼。

　「あんたににらまれたら、女はイチコロや」
　「またそれか、もう退散や、バイバイ」

　これは、「日本縦断　こころ旅」での火野正平と漁師のおじいさんとのやり取りである。2013年5月16日放送分は、京都府舞鶴市の「由良川橋梁」を訪ねる旅である。
　
　由良川沿いに設けられた小さな船着き場に小舟が一艘。その小舟に漁師のおじいさんが一人。そこから遠くに由良川橋梁を眺めながら、火野正平と漁師のおじいさんが会話を交わす。その会話の最後のやり取りを先ほどに掲げた。

　それだけ、火野正平の芸能界きってのプレイボーイぶりは、日本国中に鳴り響いているのだ。

　火野正平は、身長が168センチで、とびっきりの美男子というわけでもない｡にもかかわらず､母性本能をくすぐるのか、女はイチコロ状態になってしまうらしい。

　その彼も、今、65歳だ。しかも、頭はつるっぱげだ。おそらく、“女殺しの火野正平”だったことを懺悔しているうちに、つるっぱげになってしまったのだろう。

　火野正平のつるっぱげ頭を観ていると、人生って面白いなと思う。そして、なんか、火野正平は、憎めないおっちゃんに観えてくる。

　俳優も65歳にもなれば、なかなかお呼びはかからないだろう。であれば、「日本縦断　こころ旅」で主演し続けることができて、良かったね、正平さん、だ。

　「日本縦断　こころ旅」は、日本全国を旅し、行く先々で、朗若男女と交流できる。土地土地の美味いものや美味い酒を食する楽しみもある。

　自転車での旅は、大変と言えば大変だが、相棒の自転車、チャリオ君がよく補佐してくれるし、65歳のシニアにはいい運動になるではないか。彼の健康にとって、これほどいい番組はない。

　日本国中の朗若男女に幅広く愛され、「にっぽん縦断こころ旅」は、人気番組として、もう3年半近くも続いている。

夏、真っ盛りの2014年7月27日。この日放送分の北海道南富良野町の金山湖を訪ねる旅を最後に、3月31日放送分から始まった2014年春の旅が終了した。

そして、9月22日からは、2014年秋の旅が始まる手筈となっている。

　最近、喜ばしいのは、「にっぽん縦断こころ旅」以外で、俳優、火野正平を観かけることである。刑事ドラマで刑事の一人であったり、単発ドラマの重要な役どころを熱演しているのだ。

　「にっぽん縦断こころ旅」での人気ぶりが俳優、火野正平にとって、いい方向に導いているということだろう。喜ばしい限りである。

　そこで、ふと思うことがある。「憎めないおっちゃん」の火野正平。彼の奥さんは、どんな人なのだろう。

　津軽のシニアブロガーは、勝手に、女優のあき竹城さん似の人だと決めつけている。

　あき竹城さんには悪いが、“女殺しの火野正平”の今の奥さんは、あき竹城さん似の人であってほしい。であってほしいだけでなく、今や、あき竹城さん似の人だと確信している。

　だって、その方が人生は面白いではないか。

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